出版社内容情報
近世寺院には、宗判・葬祭を媒介とした寺檀制度の枠外にあった小規模仏寺が多数存在した。それらはいかに経営を成り立たせ、存続しえたのか。関東地域の祈?・修験・無住寺院を中心に、宗教・金融・土地集積など多様な活動を検討。寺門の経済的営為を総合的に把握することで、その存立基盤である地域社会の実態と寺院の維持・展開との関係に迫る。
内容説明
近世寺院には、宗判・葬祭を媒介とした寺檀制度の枠外にあった小規模仏寺が多数存在した。それらはいかに経営を成り立たせ、存続しえたのか。関東地域の祈祷・修験・無住寺院を中心に、宗教・金融・土地集積など多様な活動を検討。寺門の経済的営為を総合的に把握することで、その存立基盤である地域社会の実態と寺院の維持・展開との関係に迫る。
目次
序章 近世寺院史研究の現状
第１章 近世中後期の日蓮宗における信仰と寺院経営
第２章 近世北関東農村における祈祷寺院経営
第３章 近世農村地帯における修験寺院経営
第４章 近世北関東農村における寺院資産の管理
第５章 近世曹洞宗教団における僧侶養成と寺格
第６章 近世中後期の武蔵国における新義真言宗寺院の無住化
終章 総括と展望
著者等紹介
田中洋平［タナカヨウヘイ］
１９７６年北海道に生まれる。１９９９年高崎市立高崎経済大学経済学部卒業。２００９年明治大学大学院文学研究科博士後期課程退学。現在、淑徳大学人文学部准教授、博士（史学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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takao
1
ふむ2024/09/19
kazuya
1
下総国・常陸国・武蔵国・上野国・信濃国における寺院を例に取った、いわゆる地方寺院の経営史についてまとめられた一冊。2022/11/16
