出版社内容情報
江戸遺跡から出土したさまざまな考古資料は何を語るのか。調査研究の最先端にいる考古学研究者と各専門分野の研究者とが協力し、多彩な視点からアプローチした学際的成果。化粧・下駄・料理器具・喫茶・酒・たばこ・人形・暖房具・貨幣など、発掘されたさまざまな遺物を取りあげ、江戸の人々の生活と「江戸文化」の実像を鮮やかに浮彫りにする。
内容説明
江戸遺跡から出土する考古資料は何を語るのか。考古学と各専門分野の研究者が多彩な視点からアプローチした学際的成果。化粧・料理・喫茶・人形・暖房具など、発掘されたあらゆる遺物から江戸人の生活文化を浮彫にする。
目次
江戸時代の化粧
江戸時代の下駄
江戸時代の料理と器具
考古資料から見た江戸時代の料理と器具
日常茶飯事のこと―近世における喫茶習慣素描の試み
江戸の酒
江戸における日本酒流通と飲酒習慣の変遷
江戸時代のたばこ
出土遺物から見る江戸の「タバコ」
あかりの道具研究の方向
江戸時代のあかり
暖房具に見る考古資料と民具資料の関係
民具に見る多摩の暖房具
江戸時代の銭貨・寛永通宝
今戸土人形論
掘り出された人形