出版社内容情報
摂関政治から院政への移行、平氏の軍事独裁、鎌倉幕府の成立へと、内乱を招きつつ政治構造が大きく変化した中世前期。天皇家・公家・武家など権門の動向を軸に公武政権の展開を辿り、福原遷都を手掛かりに都と王権とのかかわりを解明する。貴族の家格の成立や、受領・院近臣の動向、刑罰の変遷などから新時代の身分秩序の形成にも迫る、集大成の書。
内容説明
摂関政治から院政への移行、平氏の軍事独裁、鎌倉幕府の成立へと、内乱を招きつつ政治構造が大きく変化した中世前期。天皇家・公家・武家など権門の動向を軸に公武政権の展開を辿り、福原遷都を手掛かりに都と王権とのかかわりを解明する。貴族の家格の成立や、受領・院近臣の動向、刑罰の変遷などから新時代の身分秩序の形成にも迫る、集大成の書。
目次
総論 院政の展開と内乱(院政時代像の転換;後三条と白河の親政―摂関政治から院政へ;治天の君の誕生―白河院政の開始;強訴と京の武士―京を取り巻く武力;摂関家の再興―忠実と鳥羽院政;内乱の勃発―保元・平治の乱;王権への挑戦―清盛と平氏政権;源平の争乱―解体と創出)
第1部 公武政権の展開(院政期の権門―内乱と武士政権の分立;源氏物語と王権)
第2部 官位と身分秩序(五位中将考;平安末期の村上源氏;諸大夫・侍・凡下)
第3部 受領と院近臣(院政期信濃守と武士;伏見中納言師仲と平治の乱;藤原成親と平氏;講演 平安後期の伊予守と源平争乱)
第4部 王権と都市(京の変容―聖域と暴力;福原遷都の周辺;福原遷都と平氏政権;平安後期の侍所について―摂関家を中心に)
著者等紹介
元木泰雄[モトキヤスオ]
1954年兵庫県に生まれる。2024年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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