出版社内容情報
戦国時代の南奥羽地方には、大崎・伊達・最上氏といった戦国大名と国衆が割拠していた。大崎氏の権力構造をはじめ、伊達氏や蘆名氏の領国支配のあり方、戦国大名同士の外交などを追究。特に、伊達政宗の母が外交で果たした役割やその動向に注目する。南奥羽という地域社会の特徴と戦国の歴史的性格、戦国大名とは何かなど、その実態に鋭く迫る。
内容説明
戦国時代の南奥羽地方には、大崎・伊達・最上氏といった戦国大名と国衆が割拠していた。大崎氏の権力構造をはじめ、伊達氏や蘆名氏の領国支配のあり方、戦国大名同士の外交などを追究。特に、伊達政宗の母が外交で果たした役割やその動向に注目する。南奥羽という地域社会の特徴と戦国の歴史的性格、戦国大名とは何かなど、その実態に鋭く迫る。
目次
第1部 南奥羽の大名権力(大崎氏の歴史的性格;大崎氏の権力構造;大崎氏「天文の乱」の一考察)
第2部 戦国大名間の外交(執事の機能からみた大崎氏;奥羽の戦争と伊達政宗の母;慶長五年の最上氏にみる大名の合力と村町)
第3部 南奥羽の地域社会(公権の形成と国郡・探題職―最上・伊達両氏の事例から;「塵芥集」用水規定を通してみる戦国大名;戦国大名蘆名氏の成立と山野境目相論)
付論 奥羽仕置の一考察―小林清治『奥羽仕置と豊臣政権』・『奥羽仕置の構造―破壊・刀狩・検地』によせて
著者等紹介
遠藤ゆり子[エンドウユリコ]
1970年山形県に生まれる。2005年立教大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。現在、淑徳大学人文学部歴史学科准教授・博士(文学・立教大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件