中世南都仏教の展開

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  • サイズ A5判/ページ数 296,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642029018
  • NDC分類 182.1
  • Cコード C3021

出版社内容情報

奈良時代、唐の仏教を手本に鎮護国家の祈願に奉仕した南都仏教。摂関・院政期における動向は、中世とどう連続していくのか。南都生え抜きの僧により営まれた南都仏教とはいかなるものだったのか。中世後半の課題は何か。これらの問いに対し、僧侶と寺院の動向を検証することにより、南都仏教の実態に迫る。著者中世南都仏教研究の三部作をなす。

はじめに―本書の意図/中世南都仏教の胎動(摂関・院政期戒律史の一視点―持戒の観点から―〈課題の提示/戒律復興に至る必然性/興福寺東西金堂衆と戒律〉/弁暁と東大寺再興〈伝記上の諸問題/諸法会への出仕/東大寺の再興/弁暁の宗教活動〉/勧進聖としての栄西〈栄西の勧進性に関わる研究動向/第一回入宋以前(一一四一?一一六八年、誕生から二十八歳まで)/第二回入宋前後の関係寺院〉以下細目略)/東大寺戒壇院の僧侶たち(東大寺聖守の宗教活動/円照の勧進活動と浄土教・密教/凝然の宗教活動―凝然像の再検討―)/古代寺院の中世的展開(中世の橘寺と西大寺流/古代・中世の家原寺/西寺の沿革とその特質)

追塩 千尋[オイシオ チヒロ]
著・文・その他

内容説明

奈良時代、唐の仏教を手本に鎮護国家の祈願に奉仕した南都仏教。中世におけるその動向や特質とはいかなるものだったか。僧侶と寺院の動向を検証することで、南都仏教の実態に迫る。中世南都仏教研究の三部作をなす。

目次

第1部 中世南都仏教の胎動(摂関・院政期戒律史の一視点―持戒の観点から;弁暁と東大寺再興;勧進聖としての栄西)
第2部 東大寺戒壇院の僧侶たち(東大寺聖守の宗教活動;円照の勧進活動と浄土教・密教;凝然の宗教活動―凝然像の再検討)
第3部 古代寺院の中世的展開(中世の橘寺と西大寺流;古代・中世の家原寺;西寺の沿革とその特質)

著者等紹介

追塩千尋[オイシオチヒロ]
1949年北海道小樽市生まれ。1979年北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。北海道大学文学部助手・北海道教育大学釧路校教授を経て、北海学園大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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