中世仏教の原形と展開

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  • サイズ A5判/ページ数 312,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642028646
  • NDC分類 182.1
  • Cコード C3015

出版社内容情報

顕密体制論や思想的系譜論など、日本中世仏教研究の現状を踏まえ、古代仏教の中に日本仏教の原形を見出し、その中世的展開を、往生伝や『法華験記』、山林修行などから解明。また、聖の一群として知られる持経者の実像を浮き彫りにし、中世における彼らの活動を、王権・専修念仏・寺院社会など、近年の中世仏教研究の重要問題との関わりの中で探る。

内容説明

日本中世仏教研究の現状と課題を踏まえ、古代・中世仏教の原形と展開を解明。また、持経者の実像と、中世における彼らの活動を、王権・専修念仏・寺院社会など、近年の中世仏教研究の課題との関わりの中で探り出す。

目次

序章(中世宗教史と中世仏教;日本仏教史の成立;顕密体制論の継承と発展;思想的系譜論)
第1部 中世仏教の原形(持経者の原形と中世的展開;奈良時代の僧位制と持経者;往生伝・『法華験記』と山林修行;修験道と中世社会)
第2部 中世仏教と持経者の活動(後白河院政期の王権と持経者;「文治四年後白河院如法経供養記」について―新出『定長卿記』の翻刻と研究;持経者と念仏者;中世東大寺の堂衆と持経者)

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