内容説明
中世は救いのない騒擾の世界ではなく秩序も存在した。公権力の制定法とは別の次元で様々な緊張関係と調和を織りなした多様な法慣習や民間習俗を解明。騒擾の原因や秩序のあり方を探り、新たな室町社会像を描く。
目次
ふたつの室町文化
第1部 室町社会の法慣習(「御所巻」考―異議申し立ての法慣習;中世社会の復讐手段としての自害―復讐の法慣習;政権抗争劇のなかの都市民衆―掠奪の法慣習 ほか)
第2部 室町時代の都市生活(足利義持の禁酒令について;正長の徳政一揆と山門・北野社相論;ある室町幕府直臣の都市生活―『碧山日録』と「春公」についてのノート ほか)
第3部 戦国時代の文化変容(室町後期における都市領主の住宅検断;織豊政権の成立と処刑・梟首観の変容;「耳鼻削ぎ」の中世と近世 ほか)
著者等紹介
清水克行[シミズカツユキ]
1971年東京都に生まれる。1994年立教大学文学部史学科卒業。2002年早稲田大学大学院文学研究科史。学専攻博士後期課程単位取得退学。2004年博士(文学)。現在、日本学術振興会特別研究員
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