遊芸文化と伝統

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  • サイズ A5判/ページ数 350p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642028196
  • NDC分類 790.2
  • Cコード C3021

内容説明

日本人の遊びの特質をとらえる歴史的なキーワードは、古代中世の「数寄」、近世の「遊芸」、近代の「趣味」といえる。中世の数寄から近世遊芸への転換は、職業化した芸能者とこれを支える素人の弟子、あるいは観客よりなり立つ。遊芸の近世的展開とその質を問う。

目次

日本遊芸史序考―数寄者と茶の湯
1 遊芸の形成と展開(珠光伝の再検討;蹴鞠遊芸化の前提 ほか)
2 遊芸と政治・社会(元禄の町人社会と遊芸―西鶴の遊芸観を中心として;近衛基煕と音楽―遊芸、政治、肖像画 ほか)
3 伝統文化と教養(嘉永四年、妻からの手紙―『川路高子日記』を読む;「国粋主義」と伝統文化―政教社・三宅雪嶺の「美術」観を手がかりとして ほか)

著者等紹介

熊倉功夫[クマクライサオ]
1943年東京生まれ。1965年東京教育大学文学部卒業。京都大学人文科学研究所講師・筑波大学教授を経て、現在、国立民族学博物館教授・文学博士
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