内容説明
日本の水田二毛作はどのように始まったのか。それは単純に生産力の飛躍的発展だったのか。鎌倉後期から南北朝期の気候変動と農業生産の在り方を総合的に論究し、二毛作の展開過程を通して、従来の歴史像を書きかえる。
目次
第1部 中世水田二毛作の成立と展開(古代・中世における雑穀の救荒的作付けについて;十三世紀後期~十四世紀における水田二毛作の展開の実態;文永元年田麦課税禁止令の歴史的位置)
第2部 中世気候変動に関する基礎的考察(パリア海退と日本中世社会;日本中世研究と気候変動論;中世後期の水田二毛作と近世への展望)
著者等紹介
磯貝富士男[イソガイフジオ]
1948年生まれ。1978年東京教育大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会奨励研究員、東京学芸大学付属高等学校教諭を経て、現在、大東文化大学文学部専任講師
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