目次
序章 本書の課題と方法
第1章 越中における五山系禅院の隆盛と臨済宗法灯派の展開(日本の禅宗受容と五山禅林の越中進出;臨済宗法灯派の越中進出;越中における五山派寺院の展開;守護・守護代勢力と禅宗寺院;越中における禅院領の変遷;越中国泰寺派の展開)
第2章 曹洞宗の地方展開(曹洞宗の地方発展概観;越中における曹洞宗の展開;禅僧大智と肥後菊池氏;遠江大洞院の成立とその檀越;北陸における戦国期の曹洞宗 ほか)
第3章 曹洞禅僧と宗学(『正法眼蔵』の謄写と伝播;「大雄山最乗禅寺御開山御代」について;「竜洲文海下語」「天嶺呑補下語」について;曹洞禅僧の相伝書「切紙」について)
付録史料「血脉衆」「小師帳」