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日本古代の祭祀考古学

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  • サイズ A5判/ページ数 360,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642024938
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C3021

出版社内容情報

日本列島に生活した人々は、いかなる信仰を心の支えとしてきたのか。祭祀考古学の立場から、祭祀遺跡から出土する鉄の武器・農工具、鉄?や卜甲、墨書土器などを分析しつつ、記紀などの文献史料を駆使。古墳時代から平安時代にかけて、国家・地域の枠組みが形成される上で、祭祀・信仰がどう関わってきたのか、その歴史的背景を考察し解明する。

序章―問題の所在と視点―/古墳時代における祭祀と祭具の再検討(古墳時代における祭具の再検討―千束台遺跡祭祀遺構の分析と鉄製品の評価を中心に―/考古資料から見た古代の亀卜・卜甲と卜部/「祖・おや」の信仰と系譜―考古資料と集落・墓域の景観から見た古代の祖先祭祀―)/神郡における神社・祭祀の史的背景(『常陸国風土記』と古代の祭祀―考古資料から見た鹿島神宮と浮島の祭祀―/祭祀遺跡の分布と変遷から見た東国神郡の歴史的背景―安房国安房郡の事例を中心に―/宗像沖ノ島祭祀遺跡における遺物組成と祭祀構造―鉄製品・金属製模造品の分析を中心に―/東国神郡内における古代の神仏関係―香取郡・香取神宮周辺の事例から―/附章 房総半島における擬餌針の系譜―考古資料からのアプローチ―)/古代集落と滅罪信仰(考古学から見た『日本霊異記』―東国の仏教関連遺跡の動向から―/瓦塔の景観と滅罪の信仰―瓦塔が建てられた景観と経典との関連を中心に―/古代東国における「罪」の信仰とその系譜―「罪」の墨書土器の解釈を中心に―)/終章―古代祭祀・信仰の形成と変遷(予察)―

笹生 衛[サソウ マモル]
著・文・その他

内容説明

日本列島に生活した人々は、いかなる信仰を心の支えとしてきたのか。祭祀考古学の立場から、祭祀遺跡から出土する鉄の武器・農工具、鉄〓(てい)や卜甲、墨書土器などを分析しつつ、記紀などの文献史料を駆使。古墳時代から平安時代にかけて、国家・地域の枠組みが形成される上で、祭祀・信仰がどう関わってきたのか、その歴史的背景を考察し解明する。

目次

問題の所在と視点
第1部 古墳時代における祭祀と祭具の再検討(古墳時代における祭具の再検討―千束台遺跡祭祀遺構の分析と鉄製品の評価を中心に;考古資料から見た古代の亀卜・卜甲と卜部;「祖・おや」の信仰と系譜―考古資料と集落・墓域の景観から見た古代の祖先祭祀)
第2部 神郡における神社・祭祀の史的背景(『常陸国風土記』と古代の祭祀―考古資料から見た鹿島神宮と浮島の祭祀;祭祀遺跡の分布と変遷から見た東国神郡の歴史的背景―安房国安房郡の事例を中心に;宗像沖ノ島祭祀遺跡における遺物組成と祭祀構造―鉄製品・金属製模造品の分析を中心に;東国神郡内における古代の神仏関係―香取郡・香取神宮周辺の事例から;房総半島における擬餌針の系譜―考古資料からのアプローチ)
第3部 古代集落と滅罪信仰(考古学から見た『日本霊異記』―東国の仏教関連遺跡の動向から;瓦塔の景観と滅罪の信仰―瓦塔が建てられた景観と経典との関連を中心に;古代東国における「罪」の信仰とその系譜―「罪」の墨書土器の解釈を中心に)
古代祭祀・信仰の形成と変遷(予察)

著者等紹介

笹生衛[サソウマモル]
1961年千葉県に生まれる。1985年國學院大學大学院(文学研究科)博士課程前期修了。現在、國學院大學神道文化学部教授、博士(宗教学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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マロソ

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「古墳時代におけrる祭具の検討~」千束遺跡祭祀遺構の分析からその遺物組成を抽出し分析、類似する事例も絡めて考察している。5世紀中頃の祭祀遺跡遺物組成において鉄製品(模造品)や初期須恵器など、朝鮮半島からの新しい技術や資源導入によって、前期のそれとは置き換わったり続いたりする要素が見られると。「祭祀遺跡の分布と変遷から見た東国神郡の歴史的背景」東国で数少ない神郡とされた安房は、その前段階として土製模造品が盛行するという特徴的な様相を呈す。本論では同地域における祭祀遺跡の動向を4世紀末~神郡設置の範囲で追う。2012/07/16

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