出版社内容情報
日本列島に生活した人々は、いかなる信仰を心の支えとしてきたのか。祭祀考古学の立場から、祭祀遺跡から出土する鉄の武器・農工具、鉄?や卜甲、墨書土器などを分析しつつ、記紀などの文献史料を駆使。古墳時代から平安時代にかけて、国家・地域の枠組みが形成される上で、祭祀・信仰がどう関わってきたのか、その歴史的背景を考察し解明する。
序章―問題の所在と視点―/古墳時代における祭祀と祭具の再検討(古墳時代における祭具の再検討―千束台遺跡祭祀遺構の分析と鉄製品の評価を中心に―/考古資料から見た古代の亀卜・卜甲と卜部/「祖・おや」の信仰と系譜―考古資料と集落・墓域の景観から見た古代の祖先祭祀―)/神郡における神社・祭祀の史的背景(『常陸国風土記』と古代の祭祀―考古資料から見た鹿島神宮と浮島の祭祀―/祭祀遺跡の分布と変遷から見た東国神郡の歴史的背景―安房国安房郡の事例を中心に―/宗像沖ノ島祭祀遺跡における遺物組成と祭祀構造―鉄製品・金属製模造品の分析を中心に―/東国神郡内における古代の神仏関係―香取郡・香取神宮周辺の事例から―/附章 房総半島における擬餌針の系譜―考古資料からのアプローチ―)/古代集落と滅罪信仰(考古学から見た『日本霊異記』―東国の仏教関連遺跡の動向から―/瓦塔の景観と滅罪の信仰―瓦塔が建てられた景観と経典との関連を中心に―/古代東国における「罪」の信仰とその系譜―「罪」の墨書土器の解釈を中心に―)/終章―古代祭祀・信仰の形成と変遷(予察)―
笹生 衛[サソウ マモル]
著・文・その他
内容説明
日本列島に生活した人々は、いかなる信仰を心の支えとしてきたのか。祭祀考古学の立場から、祭祀遺跡から出土する鉄の武器・農工具、鉄〓(てい)や卜甲、墨書土器などを分析しつつ、記紀などの文献史料を駆使。古墳時代から平安時代にかけて、国家・地域の枠組みが形成される上で、祭祀・信仰がどう関わってきたのか、その歴史的背景を考察し解明する。
目次
問題の所在と視点
第1部 古墳時代における祭祀と祭具の再検討(古墳時代における祭具の再検討―千束台遺跡祭祀遺構の分析と鉄製品の評価を中心に;考古資料から見た古代の亀卜・卜甲と卜部;「祖・おや」の信仰と系譜―考古資料と集落・墓域の景観から見た古代の祖先祭祀)
第2部 神郡における神社・祭祀の史的背景(『常陸国風土記』と古代の祭祀―考古資料から見た鹿島神宮と浮島の祭祀;祭祀遺跡の分布と変遷から見た東国神郡の歴史的背景―安房国安房郡の事例を中心に;宗像沖ノ島祭祀遺跡における遺物組成と祭祀構造―鉄製品・金属製模造品の分析を中心に;東国神郡内における古代の神仏関係―香取郡・香取神宮周辺の事例から;房総半島における擬餌針の系譜―考古資料からのアプローチ)
第3部 古代集落と滅罪信仰(考古学から見た『日本霊異記』―東国の仏教関連遺跡の動向から;瓦塔の景観と滅罪の信仰―瓦塔が建てられた景観と経典との関連を中心に;古代東国における「罪」の信仰とその系譜―「罪」の墨書土器の解釈を中心に)
古代祭祀・信仰の形成と変遷(予察)
著者等紹介
笹生衛[サソウマモル]
1961年千葉県に生まれる。1985年國學院大學大学院(文学研究科)博士課程前期修了。現在、國學院大學神道文化学部教授、博士(宗教学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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