内容説明
古代地方制度は、どのように形成・運営されたのか。郡司職の在職期間や任用の実態、孝徳建評の施行時期など、コホリ制の組織編成を解明。倭王権と律令国家にまたがる地方豪族の支配を考え、従来の解釈に再考を迫る。
目次
第1部 郡司制度の運用実態(八世紀の郡司制度と在地―その運用実態をめぐって;越中石黒系図と越中国官倉納穀交替記―交替記諸写本の検討を通して;式部試練と郡司読奏)
第2部 コホリ制の成立(孝徳建評の再検討―常陸国風土記の立郡記事をめぐって;評制施行の時期をめぐって;部民制の解体過程;「仕奉」と姓)
著者等紹介
須原祥二[スハラショウジ]
1967年大阪府に生まれる。1998年東京大学大学院人文社会研究科博士課程単位取得退学。四天王寺国際仏教大学(現四天王寺大学)専任講師、助教授を経て、四天王寺大学准教授・博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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