内容説明
自然界に由来する神々を統治の対象とした古代の王権祭祀とはどのようなものだったのか。七世紀頃から平安期まで、文献史料を中心にその特質を考察。自然現象に対する人々の心性も探り、神々や祭りの信仰世界を解明する。
目次
問題の所在
第1部 古代王権祭祀の史的検討(平安期の春日祭について;古代春日社の祭りと信仰;平野祭の基礎的考察;古代伊勢神宮の年中行事;古代の祭祀と時刻)
第2部 古代の神々と自然―古代的心性を探る(古代の神々の示現と神異―“水”をめぐって;古代の樹木と神異;古代史料にみる雷神の示現と神異;古代の神々と光;律令期祭祀遺物の再検討;古代の王権祭祀と自然)
著者等紹介
三宅和朗[ミヤケカズオ]
1950年東京都に生まれる。1980年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学文学部教授、博士(史学・慶應義塾大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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