中世貴族社会と仏教

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  • サイズ A5判/ページ数 271,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642024600
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C3021

内容説明

摂関期後期より、貴族社会で浄土教信仰が盛んになった。仏典の女性蔑視文言と女性の信仰生活、家の繁栄を希求する来世信仰、大仏開眼会に働く政治力学、文人貴族の本朝意識を解明。貴族の信仰生活と思想動向を考察する。

目次

第1部 貴族社会の女性と仏教(転女成仏説の受容について;女人往生者の誕生―『中右記』の女性をめぐって;最勝金剛院と九条家の女性)
第2部 貴族社会の家と信仰(藤原宗忠の菩提所経営と来世信仰;九条家の祈祷僧―智詮を中心に;『比良山古人霊託』の成立)
第3部 社会と信仰(雲林院の堂舎;大仏開眼会と後白河院政;重源の勧進活動とその論理)
第4部 摂関・院政期の思想動向(摂関・院政期における本朝意識の構造;摂関時代における「日本仏教」の構想―『三宝絵』と『空也誄』を中心に)

著者等紹介

小原仁[オバラヒトシ]
1944年北海道に生まれる。1972年北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得。聖心女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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