日本史学研究叢書
日本古代文書の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 687,/高さ 23cm
  • 商品コード 9784642023627
  • NDC分類 210.02
  • Cコード C3021

出版社内容情報

正倉院文書の調査・研究に長年携わってきた著者が、古代の文書と古文書学、正倉院文書の復原、文書と社会との関わりをテーマに、緻密な分析・検討を加える。文書の機能・形態論、書の歴史、文書料紙の実態、原本に則した復原、さらに戸籍・計帳や古代の家族史研究の課題などを論究。古代文書研究の現状と今後の可能性を提示した最新の研究成果。

内容説明

本書は、日本古代文書という一つのテーマのもとに、筆者がこれまで発表してきた論考・調査報告を再構成して一書にまとめたものである。

目次

第1部 古代の文書と古文書学(古代文書と古文書学;正倉院文書;律令公文書の基礎的観察;端継・式敷・裏紙;揺籃期における書の諸相―飛鳥白鳳の書と金石文;献物帳の書―奈良時代の書に関する一考察;正倉院文書における紙について)
第2部 正倉院文書の復原と研究(正倉院文書の原本調査;形態観察による籍帳類の断簡整理と復原;正集・続修・続修後集・続修別集の調査;塵芥文書の復原;正倉院宝物をめぐる史料調査)
第3部 古代文書とその周辺―戸籍・計帳と古代社会(戸籍制度と家族;編戸制度検討のための覚書;「計帳歴名」の京進について;日本古代家族研究の現状と課題―関口裕子・古田孝・明石一紀説を中心に)

著者等紹介

杉本一樹[スギモトカズキ]
1957年東京に生れる。1979年東京大学文学部国史学科卒業。1983年東京大学大学院人文科学研究科中退。現在、宮内庁正倉院事務所保存課調査室長
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