内容説明
古代日朝関係史において広開土王碑文のもつ史料的価値は余りに高いが、明治年間に日本軍部の改竄を受けたことでその学問的利用に疑いがもたれてきた。本書の「広開土王碑文考証」は、約千八百字からなる碑文の一字一字について諸拓本を比較検討し、従来の諸説を参照しながら、緻密な考証を展開する。今後の碑文研究に新たな視点を投げかける。
目次
1 広開土王碑の問題点
2 広開土王碑拓本の編年
3 広開土王碑文考証
4 広開土王碑目黒区拓本の意義について
碑文釈文
古代日朝関係史において広開土王碑文のもつ史料的価値は余りに高いが、明治年間に日本軍部の改竄を受けたことでその学問的利用に疑いがもたれてきた。本書の「広開土王碑文考証」は、約千八百字からなる碑文の一字一字について諸拓本を比較検討し、従来の諸説を参照しながら、緻密な考証を展開する。今後の碑文研究に新たな視点を投げかける。
1 広開土王碑の問題点
2 広開土王碑拓本の編年
3 広開土王碑文考証
4 広開土王碑目黒区拓本の意義について
碑文釈文