内容説明
古代の大寺院は、国家から手厚い特権と保護を受け、国家機関として民衆に対すると同時に、国家の統制を排除しようとする二面性が指摘されている。本書は、その基礎史料である元興寺・大安寺・法隆寺などの縁起や資財帳を取り上げ、史料としての信憑性を分析し、仏教伝来や寺院の成立・経済的基盤を追究する。
目次
第1章 寺院縁起の成立
第2章 日本書紀と元興寺縁起
第3章 仏本伝来記について
第4章 本安寺伽藍縁起并流記資財帳
第5章 法隆寺伽藍縁起并流記資財帳
古代の大寺院は、国家から手厚い特権と保護を受け、国家機関として民衆に対すると同時に、国家の統制を排除しようとする二面性が指摘されている。本書は、その基礎史料である元興寺・大安寺・法隆寺などの縁起や資財帳を取り上げ、史料としての信憑性を分析し、仏教伝来や寺院の成立・経済的基盤を追究する。
第1章 寺院縁起の成立
第2章 日本書紀と元興寺縁起
第3章 仏本伝来記について
第4章 本安寺伽藍縁起并流記資財帳
第5章 法隆寺伽藍縁起并流記資財帳