内容説明
「大君の遠の朝廷」と詠まれた大宰府は、激動する東アジア世界の中で、古代国家の防衛都市として生れた。その後、外交・貿易の国際都市として、また筑紫の政治・経済・文化の中枢として「天下の一都会」を形成した。本書は、最新の調査研究の成果をもとに「大宰府とは何であったか」を考えさせる示唆多き書。―図版・写真を多数収め現地見学にも最適である。
目次
1 東アジア世界との接点―筑紫
2 大宰府成立前史
3 大宰府の成立
4 天下の一都会(遣唐使;広嗣の乱;純友の乱)
5 大宰府発掘
6 観世音寺の創建(観世音寺伽藍の完成;満誓と玄〓)
7 安楽寺天満宮の草創(菅原道真と太宰府天満宮)
8 梅花の宴
9 都府楼の瓦色
10 大宰府歴史散歩
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