内容説明
日本列島と海を介した朝鮮半島、中国大陸との交流に光をあて、中国史料にみえる倭人の登場や卑弥呼・倭の五王の国際外交など、大和王権成立にいたる対外関係の実像を描き出す。巻頭に対外関係史研究の総説を収録する。
目次
対外関係史研究の現状と展望―総説
東アジア世界の成立―通史
1 歴史的展開―縄文・弥生~六世紀(「倭国」の誕生;邪馬台国からヤマト王権へ;倭の五王と中国外交;中国・朝鮮文化の伝来―儒教・仏教・道教の受容を中心として;東アジア世界論)
2 対外関係の諸相(朝鮮三国の興亡;文字の伝来;漢氏と秦氏;日本列島の西と東;遺跡・遺物にみる倭と東アジア;金石文の語るもの;倭王武の上表文)
著者等紹介
荒野泰典[アラノヤスノリ]
1946年生まれ。立教大学文学部教授
石井正敏[イシイマサトシ]
1947年生まれ。中央大学文学部教授
村井章介[ムライショウスケ]
1949年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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