近代日本の思想をさぐる―研究のための15の視角

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  • サイズ A5判/ページ数 329p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784642008327
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C1021

出版社内容情報

近代日本を思想史として研究する方法を、空間・媒体・手法の3つの視座から模索。素材史料を吟味した15の講義からなるテキスト。「明治の精神」「日本人の心」などといった人々の意識や心理は、何によって形作られてきたのか。明治一五〇年を迎えた今日、近代日本を思想の歴史として研究する方法を、空間・媒体・手法の三つの視座から模索する。書物・日記・書簡・新聞・雑誌など、素材となる史料を吟味し、思想史の方法をめぐる議論に一石を投じる。一五の講義からなる格好のテキスト。

開講の辞―本書のねらい…中野目 徹/? 〈空間〉―思想を生みだす場(第1講 結社 益進会と大正地方青年…水谷 悟/第2講 家族 長善館と鈴木家…田中友香理/第3講 地域 思想史の場としての佐渡…大庭大輝/第4講 学校 東京専門学校と「早稲田精神」…真辺将之/第5講 留学 漱石門下安倍能成の洋行…青木一平)/? 〈媒体〉―思想を伝える素材(第6講 新聞 『大阪朝日新聞』と高橋健三…中川未来/第7講 公文書 外務省記録にみる「協調主義」のゆくえ…熊本史雄/第8講 教科書 歴史教科書の思想史…竹田進吾/第9講 書物 明治国学者の蔵書形成…大沼宜規/第10講 雑誌 大正期の『日本及日本人』と三宅雪嶺…中野目 徹)/? 〈手法〉―思想を分析する枠組み(第11講 文献学 村岡典嗣と日本思想史学…高橋禎雄/第12講 概念 明治期における「社会」概念…木村直恵/第13講 アジア アジアの中の人文学…笹沼俊暁/第14講 読者 「誌友交際」の思想世界…長尾宗典/第15講 翻訳 Nationalityをめぐって…中野目 徹)

中野目 徹[ナカノメ トオル]
編集

内容説明

時の経過とともにある人々の意識や心理は、何によって形作られるのか。近代日本を思想史として研究する方法を、空間・媒体・手法の三つの視座から模索。素材史料を吟味し、思想史の方法をめぐる議論に一石を投じる。

目次

1 “空間”―思想を生みだす場(結社―益進会と大正地方青年;家族―長善館と鈴木家;地域―思想史の場としての佐渡 ほか)
2 “媒体”―思想を伝える素材(新聞―『大阪朝日新聞』と高橋健三;公文書―外務省記録からみる「協調主義」のゆくえ;教科書―歴史教科書の思想史 ほか)
3 “手法”―思想を分析する枠組み(文献学―村岡典嗣と日本思想史学;概念―明治期における「社会」概念;アジア―アジアの中の人文学 ほか)

著者等紹介

中野目徹[ナカノメトオル]
1960年福島県に生まれる。1983年筑波大学人文学類卒業。1986年同大学院博士課程中退。国立公文書館公文書研究職を経て、筑波大学人文社会系教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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AKa

2
思想史の「方法」は、歴史学の主流である政治史や、経済史などとはまた違ったものであり、それを15のテーマを通じて示す、というスタンスの近代日本思想史入門書である。だが、前近代とは違い、特に政治史においても新聞雑誌と言ったニューメディアなどを使う必要が生じることもあることを考えると、ここに示された方法は、思想史のみならず、言わば「近代史資料学」的側面も有しているのではなかろうか。それはともかく、個人的なテーマ(というか方法)の参考とするためとして長尾論文を目的に入手したが、他の論文にも色々と蒙を啓かれた。2019/05/27

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