出版社内容情報
本書の主たる課題は、次の三点にある。第1に現行刑法(刊行時)の総規則的犯罪概念の体系である犯罪論の根柢となっている見解の学説史的発展を跡づけ、比較法的・批判的に検討を加え、犯罪論の新構造を明らかにすること、第2に犯罪論の全体的構造を明らかにすること、第3に刑法解釈論としての犯罪論の新構造を明らかにすること。上巻は序説と犯罪論の成立要件を論じている。
本書の主たる課題は、次の三点にある。第1に現行刑法(刊行時)の総規則的犯罪概念の体系である犯罪論の根柢となっている見解の学説史的発展を跡づけ、比較法的・批判的に検討を加え、犯罪論の新構造を明らかにすること、第2に犯罪論の全体的構造を明らかにすること、第3に刑法解釈論としての犯罪論の新構造を明らかにすること。上巻は序説と犯罪論の成立要件を論じている。