内容説明
多文化社会を生きる私たちのコミュニケーションのありかたを、身近な誤解、失敗、すれ違いのケースを題材に、多様な角度から掘り下げて考える。各ケースについて、自分なりの解釈を出しながら読み進める実践的入門書。
目次
現代社会と異文化コミュニケーション
第1部 国内で起きる摩擦(日本在住外国人;帰国日本人;共文化コミュニケーション)
第2部 海外で起きる摩擦(海外留学;海外赴任;海外旅行)
第3部 国際舞台で起きる摩擦(国際交渉;国際協力;マスメディアとパーセプション・ギャップ)
異文化摩擦の要因
著者等紹介
久米昭元[クメテルユキ]
立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授
長谷川典子[ハセガワノリコ]
北星学園大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くらすけ
11
海外旅行をするなど外国で少しでも過ごすことがある人 性的マイノリティの方とよく話す人 外国の方と仕事上でお付き合いのある人やメール等のやり取りをする人などにオススメ ケースと書いてある節では主にすれ違いの例が載っています。国際交渉や海外旅行、日本在住外国人等の例 があります こうした事例の後に考察と呼ばれているパートがあります。ここで異文化コミニケーションの学者さんが誤解の原因と対処策を示してくれています。 すべてを読まないまでも、自分の状況に当てはまる事例があれば参考になるでしょう。2020/12/28
neimu
6
色んな例を出して分かり易く説明してくれているから、確かに「ケースで学ぶ」ことは出来ると思う。でも、ケースなだけにだんだん切なくなってきてしまい・・・。色々考えさせられる。経験が更に深読みさせてくれる。ますますしんどくなる。上手に歯止めを掛けないと、やらなくてはならないことが多いなあとため息ばかりになってしまう。でも、本当に読み易い本であったことは確か。盛り沢山です。2012/10/16
Juri
1
大学の履修科目の為、読みました。2014/04/17