内容説明
家族関係の国際化に伴い国籍の問題が様々な形で噴出している。本書は無国籍・重国籍の防止、国籍法における非嫡出子差別の撤廃など、理論上・実務上の問題を、アンデレ事件、小錦の帰化、日比混血児の国籍、中国残留孤児問題など具体的な事例を紹介しながら、わかりやすく解説した。
目次
第1章 国籍の基礎知識(国籍とは何か;国籍の決定基準 ほか)
第2章 無国籍の防止(アンデレ事件;「父母がともに知れないとき」 ほか)
第3章 重国籍の防止と容認(帰化とは何か;帰化における重国籍防止条件 ほか)
第4章 国籍法における非嫡出子差別の撤廃(非嫡出子の国籍;現行国籍法の違憲性 ほか)
第5章 中国残留日本人の国籍(中国残留日本人とは?;身元が判明した者の戸籍の回復 ほか)
著者等紹介
奥田安弘[オクダヤスヒロ]
1953年、兵庫県尼崎市に生まれる。1976年、神戸大学法学部卒業。香川大学助教授などを経て1990年、北海道大学教授。現在に至る
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