有斐閣選書
セクシュアリティの心理学

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641280526
  • NDC分類 141.74
  • Cコード C1311

出版社内容情報

セクシュアリティは社会学で取り上げられることはあっても,心理学で取り上げられることはほとんどなかった。
本書では,ジェンダーとセクシュアリティの混乱を整理した上で,セクシュアリティそのものが心理学的に
どう解明されてきたのかをわかりやすく解説する。

   《主な目次》
第1章 摂食障害と女性のジェンダー化
第2章 ジェンダー概念の登場――J・マネーの功績と限界
第3章 ダーウィン革命と性科学の誕生
第4章 性差に関する科学的言説の歴史
第5章 近代結婚制度と女性の病
第6章 女性のセクシュアリティと母娘関係
第7章 ジェンダー,セックス,そしてノーマルという概念
第8章 クイア理論とセクシュアリティ
第9章 ジェンダー/セクシュアリティの本質主義/構築主義を超えて

内容説明

本書ではジェンダーとセクシュアリティの混乱を整理した上で、現在のセクシュアリティ研究の最先端まで読者を導いていく。

目次

第1章 摂食障害と女性のジェンダー化
第2章 ジェンダー概念の登場―J.マネーの功績と限界
第3章 ダーウィン革命と性科学の誕生
第4章 性差に関する科学的言説の歴史
第5章 近代結婚制度と女性の病
第6章 女性のセクシュアリティと母娘関係
第7章 ジェンダー、セックス、そしてノーマルという概念
第8章 クイア理論とセクシュアリティ
第9章 ジェンダー/セクシュアリティの本質主義/構築主義を超えて

著者等紹介

小倉千加子[オグラチカコ]
1952年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科後期博士課程修了(心理学専攻)。愛知淑徳大学教授。医学博士。主要著書に『セックス神話解体新書』(ちくま文庫)『性役割の心理』(共著、大日本図書)『松田聖子論』(朝日文芸文庫)『発達心理学とフェミニズム』(共著、ミネルヴァ書房)『ジェンダーの心理学』(共著、早稲田大学出版部)他
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空白少女

2
ジェンダーやセクシュアリティについて心理学・哲学的観点からさまざまな文献を引用しつつ述べた本。摂食障害について対象関係論的に説明されていたところが一番印象に残った。社会構造との軋轢が生みうる病理はそれ以外にも厳しく辛い話だがあると思うし、自分のことで辛くなってしまうほど悩まなければいけない状況に置かれる現実があることが悲しい。 精神分析が割と引用されていて、そのせいか難しく理解に及ばないところが少しあった。2022/12/14

乱読家 護る会支持!

2
人が生きづらさを感じる要因の一つに性の問題があると思うのだが、この分野は研究者がものすごく少ないように感じる。私は、そっちのエネルギーが低下してから、生きるのが楽になった気がする。仏教、キリスト教の影響が大きいのかな?出来れば、そちらにのエネルギーが高まっても、生きづらくない生き方を教えて欲しいものです。黒田せんせ!2013/11/15

yuka

2
なかなか面白かった。自分自身ご飯を食べることがあまり得意ではないのだけれど、それは拒食症の一歩手前だったのか?と思ったりした。著者が男性が一般的とする視点を何度もばっさり斬っていて面白かった~~~2011/07/19

ゆき

1
ぼんやり思ってたことが言語化してあった2022/08/19

斧子

1
心理学の観点からセックス・ジェンダー・セクシュアリティを読み解く良書。性と社会がいかに根深く絡み付いているかを頭から煙を出しつつ思い知らされた。2012/03/25

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