出版社内容情報
2024年11月より,いわゆる「フリーランス法」が施行された。企業はフリーランスにまつわる法律や論点を理解した上で対応が求められる。本書では,フリーランス法を中心とする様々な法律やフリーランスに関わる論点を整理し,実務対応を詳細に解説。
内容説明
実務担当者必携!フリーランス法、独禁法・下請法、労働法、民法、個人情報保護法の各分野の専門家が結集し、フリーランスとの取引における法的論点、具体的な実務上の留意点・対応などを詳説した。フリーランス法だけでなく、同法のベースとなった下請法や労働法なども丁寧に解説することで各法の交錯領域や適用範囲を浮き彫りにし、新たな問題に向き合う際の基本的な考え方を提示する。
目次
第1部 フリーランスにまつわる法制の概要(フリーランスの法的地位;フリーランスにまつわる主要な法律)
第2部 フリーランス法(法律の概要;立法の経緯と同法の位置づけ;適用範囲 ほか)
第3部 フリーランスとの取引における留意点(フリーランスとの取引条項;フリーランスによる共同行為・集団的交渉;フリーランスに対する不当表示 ほか)
著者等紹介
池田毅[イケダツヨシ]
弁護士(池田・染谷法律事務所代表弁護士)。2002年京都大学法学部卒業。2003年弁護士登録(56期)。2005年~2007年公正取引委員会審査局、2009年~森・濱田松本法律事務所の勤務を経て、2018年10月に独占禁止法・消費者法等を中心に取り扱う池田・染谷法律事務所を設立。主に独占禁止法/競争法、消費者関連法(景品表示法等)、下請法の分野を取り扱う。国際的な弁護士評価において、日本を代表する独禁法弁護士の一人に選出される
倉重公太朗[クラシゲコウタロウ]
弁護士(KKM法律事務所代表弁護士)。慶應義塾大学経済学部卒業。第一東京弁護士会・労働法制委員会副委員長兼同基礎研究部会長、日本人材マネジメント協会副理事長、日本CSR普及協会理事。週刊東洋経済「法務部員が選ぶ弁護士ランキング2022」人事・労務部門1位
今村敏[イマムラサトシ]
弁護士(池田・染谷法律事務所)。2010年京都大学工学部卒業、2016年弁護士登録(68期)、2016年~大阪大学知的財産センター、2017年~総務省総合通信基盤局での勤務を経て、2021年池田・染谷法律事務所入所。主に情報法(個人情報法・通信の秘密・プライバシー)/電気通信事業法、消費者関連法(景品表示法等)/独占禁止法/競争法を取り扱う
宇賀神崇[ウガジンタカシ]
弁護士(日本・ニューヨーク州)(宇賀神国際法律事務所代表弁護士)。2010年東京大学法学部卒業、2012年東京大学法科大学院修了、2014年~2022年森・濱田松本法律事務所を経て、2023年より現職。フリーランスを含む「自由な働き方」の伝道者
江夏大樹[エナツタイキ]
弁護士(東京法律事務所)。2014年早稲田大学大学院法務研究科卒業。2015年弁護士登録以来、東京法律事務所に所属。日本労働弁護団、自由法曹団に所属し、労働者側の労働事件を多数担当。現在は早稲田大学の教育学部と早稲田大学大学院法務研究科にて労働法に関連する授業を担当
全未来[ゼンミライ]
弁護士(池田、染谷法律事務所)。企業内弁護士および法律事務所で一般企業法務を担当した後、2019年中小企業庁取引課にて中小企業庁でフリーランス法の立法、下請代金法や下請中小企業振興法の運用など、取引の適正化に関わる政策に携わる。2024年~現職
田中麻久也[タナカマクヤ]
公正取引委員会企業結合課。2017年早稲田大学社会科学部卒業、2019年早稲田大学法務研究科修了、2020年弁護士登録(現在弁護士登録抹消中)。同年~2023年東京八丁堀法律事務所、2023年~2024年池田・染谷法律事務所を経て、2024年7月より公正取引委員会企業結合課に任期付職員として勤務
松本恒雄[マツモトツネオ]
一橋大学名誉教授(池田・染谷法律事務所客員弁護士。1974年京都大学法学部卒業。一橋大学教授、(独)国民生センター理事長を経て、2020年池田・染谷法律事務所。専門は、消費者法、情報法、企業の社会的責任など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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