出版社内容情報
「租税法律主義」という租税法の最重要原則について,法の解釈にとどまらず,経済分析・歴史研究・国際動向から多面的にアプローチし,租税法の定立と適用のための実践的理論を提示することを目指した。『フィナンシャル・レビュー』誌の特集を単行本化。
序章租税法律主義の総合的検討の必要性…藤谷武史
第1編租税法律主義の現状分析
第1章租税法律による命令への委任の司法統制のあり方──現状と評価…佐藤英明
第2章租税法規による他の法令への準拠…渋谷雅弘
第3章租税法律主義と「遡及立法」…渕圭吾
第4章「分野を限定しない一般的否認規定(GAAR)」と租税法律主義…長戸貴之
第2編租税法律主義の機能分析
第5章暫定的推計的課税…浅妻章如
第6章税務執行の不確実性と納税者行動──租税法律主義の機能…神山弘行
第3編租税法律主義の国際的側面
第7章租税条約の締結に対する国会の関与…増井良啓
第8章税制の地域統合・国際的調和と租税法律主義…吉村政穂
第4編歴史と比較の中の租税法律主義
第9章租税法の解釈原理の論拠としての「租税法律主義」──国際比較の観点から…藤谷武史
第10章租税法律主義の歴史的基礎…中里実
内容説明
租税法の最重要原則をひもとく10章。
目次
租税法律主義の総合的検討の必要性
第1編 租税法律主義の現状分析(租税法律による命令への委任の司法統制のあり方―現状と評価;租税法規による他の法令への準拠;租税法律主義と「遡及立法」;「分野を限定しない一般的否認規定(GAAR)」と租税法律主義)
第2編 租税法律主義の機能分析(暫定的推計的課税;税務執行の不確実性と納税者行動―租税法律主義の機能)
第3編 租税法律主義の国際的側面(租税条約の締結に対する国会の関与;税制の地域統合・国際的調和と租税法律主義)
第4編 歴史と比較の中の租税法律主義(租税法の解釈原理の論拠としての「租税法律主義」―国際比較の観点から;租税法律主義の歴史的基礎)
著者等紹介
中里実[ナカザトミノル]
東京大学名誉教授
藤谷武史[フジタニタケシ]
東京大学社会科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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