出版社内容情報
ある事件について「私の主張に沿った憲法解釈を示してほしい」と依頼されたら──リアリティのある架空事案とともに,当事者の立場に立ったときに,いかに事実を読み取り,条文・判例を解釈し,論証を組み立てるかを学ぶ,新しいタイプの憲法演習。
インターネット選挙運動の規制/インターネットによる医薬品販売の規制/核開発疑惑国出身者の大学入学拒否/環境団体訴訟の創設/原子炉の運転期間制限/高校生の政治活動/国民健康保険料の強制徴収/死刑制度の合憲性/児童扶養手当と遺族年金の併給禁止/ジャーナリストによる取材源の秘匿/衆議院の解散と選挙無効判決/宿舎ドアポストへのビラ配布/障害福祉サービスの支給請求/職員アンケート調査を用いた労働組合潰し/署名者個人への直接的な戸別訪問調査/性犯罪刑期満了者の入居拒否/世代別選挙区制度の合憲性/先端科学研究の規制と正当化/タクシー乗務距離の最高限度規制/知事による地方議会の解散/DNA型データベースの合憲性/デモ行進のための集合場所の一時利用/伝統芸能に対する公的助成の中止/登記手数料の政令委任/内閣による憲法解釈の変更/復興支援金による寺社再建/暴力団排除条例の合憲性/元従業員の競業避止義務/文部科学省元局長の証人喚問/両議院の会議の傍聴停止 (全30問)
松本 和彦[マツモトカズヒコ]
著・文・その他
内容説明
リアルでアクチュアルな事例に学ぶ、憲法演習全30問。設問とその解説では依頼者の主張に適した憲法論を組み立てることを重視した。依頼者の立場から条文・判例を有利に解釈し、相手方の主張に反駁していく、実践的な憲法論を提示する。『法学教室』掲載時の24問に加え、新たな設問6問を収録。解説の分量を大幅に増やし、設問に対する著者自身の見解も書き下ろした。憲法の事例問題に向き合うときの視野が広がる。
目次
インターネット選挙運動の規制
インターネットによる医薬品販売の規制
核開発疑惑国出身者の大学入学拒否
環境団体訴訟の創設
原子炉の運転期間制限
高校生の政治活動
国民健康保険料の強制徴収
死刑制度の合憲性
児童扶養手当と遺族年金の併給禁止
ジャーナリストによる取材源の秘匿〔ほか〕
著者等紹介
松本和彦[マツモトカズヒコ]
大阪大学大学院高等司法研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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