出版社内容情報
民事執行法・民事保全法をわかりやすく解説したテキストの最新版。民事執行法・民事執行規則,ハーグ条約実施法等の令和元年改正などに対応。コラムも新たな内容を大きく反映した。従来どおりコンパクトながら索引・リファレンスも充実。学習用に最適な1冊。
内容説明
民事執行・保全法のスタンダードテキスト。民事執行法改正等の法改正への対応、新判例・最新動向のフォローを行った、最新版!条文索引付―民事執行法・民事執行規則・民事保全法・民事保全規則。
目次
第1章 民事執行・保全の世界
第2章 執行手続の主体―執行当事者と執行機関
第3章 強制執行手続の開始と進行
第4章 金銭債権の実現―金銭執行
第5章 非金銭債権の実現―非金銭執行
第6章 担保権実行手続および換価のための競売
第7章 民事保全手続
著者等紹介
上原敏夫[ウエハラトシオ]
1950年生まれ。1973年一橋大学法学部卒業。現在、明治大学専門職大学院法務研究科教授
長谷部由起子[ハセベユキコ]
1957年生まれ。1980年東京大学法学部卒業。現在、学習院大学大学院法務研究科教授
山本和彦[ヤマモトカズヒコ]
1961年生まれ。1984年東京大学法学部卒業。現在、一橋大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちくわ
3
2年半ぶりくらいに再読。改めて読んでみると、スタンダードな構成で、かつ、見解についてもオーソドックスな内容となっており、スタンダードな本が欲しいなら進めることができる1冊。書籍の性質上、込み入った議論は省かれているし、どの見解を採用すべきというところまで記載していない点もあるので、より詳しく学ぶためにはより詳細な書籍を紐解く必要がある。ただし、それを差し引いても、癖のない1冊がほしいということであればそのニーズは十分に満たすことができる1冊だと思う。2022/10/02
ちくわ
2
民事執行・保全法のスタンダードな教科書だと思う。民事執行・保全法を学ぶためのテキストだと、いわゆる研修所のテキストもコンパクトにまとまっているものの、かなりシンプルなため、いきなりの理解は難しいところもあると感じる。本書は、かなりスタンダードな構成をとっており、百選を利用し、いわゆる通読によって民事執行・保全法を学んでいくにはわかりやすいと感じた。実務で取り扱わないとイメージが湧きにくい分野だが、権利の実現フェーズについても、法律実務を取り扱う際には意識しておいて良いと思う。2020/07/05