出版社内容情報
商法の世界をわかりやすく,生き生きと描いた教科書。平成29年民法改正,平成30年商法改正を織り込んだ最新版。
内容説明
商取引の進化とともに、変化していく商法。その基礎となる総則・商行為法の理解は会社法や手形法・小切手法を学習する上でも重要。本書は、現代の商法総則・商行為法の姿を、新たな視点で整理し、わかりやすく解説したスタンダードテキスト。
目次
第1編 商法をかたちづくる概念
第2編 企業活動を支える商法上の制度
第3編 外観主義による企業活動の促進
第4編 企業活動の特色と商行為法
第5編 商法がかかげる伝統的営業
第6編 企業活動への資金提供―投資
著者等紹介
大塚英明[オオツカヒデアキ]
1956年生まれ。現在、早稲田大学教授
川島いづみ[カワシマイズミ]
1955年生まれ。現在、早稲田大学教授
中東正文[ナカヒガシマサフミ]
1965年生まれ。現在、名古屋大学教授
石川真衣[イシカワマイ]
1988年生まれ。現在、早稲田大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らっそ
3
この本に罪はないが、この本を読んで商法を少し遠くに感じてしまった。読みやすかったのに、何故だろう2022/10/26
ちくわ
3
商法総則・商行為全体を概説する基本書。学ぶにあたって味気ないものとなりがちな商法ではあるが、個々の条文のバックにある考え方を深く論じており、興味深く読める。特に、最終章では投資が取り上げられており、現代の企業活動を分析するにあたっては有益なものだと思う。一点あげるとすれば、通説的な考え方を採用しない部分がままにあるので、通説的な考え方を別の本で押さえた後に読んだ方が良いかもしれない。2020/04/25