出版社内容情報
リーマン危機・ユーロ危機以降,ヨーロッパは長期不況に陥り,格差が拡大し,社会が不安定化した。イギリスが離脱したあと,EU経済はどうなるのか。EU統合の歴史,現状の分析からEU経済のいまと未来を探る,EU経済入門の最新版!
序章 現代ヨーロッパ経済をみる眼
第?部 EU統合の展開
第1章 世界の地域経済統合とEU統合の独自性
第2章 関税同盟と単一市場
第3章 EUの共通政策とEU財政
第4章 通貨協力からユーロへ
第5章 ユーロ圏:危機と復活
第?部 現代ヨーロッパ経済の動き
第6章 EU経済と産業
第7章 ヨーロッパの金融システム
第8章 EUの格差と移民・難民問題
第?部 EU諸国の経済と統合
第9章 フランスとEU経済
第10章 ドイツとEU経済
第11章 イギリスとEU経済
第12章 その他のEU諸国とEU経済
第13章 中・東欧諸国とEU経済
第?部 現代ヨーロッパの国際関係
第14章 EUと対外通商関係
第15章 ユーロ基軸通貨圏の生成と役割
終章 2010年代のヨーロッパ危機とEU統合の展望
田中 素香[タナカソコウ]
著・文・その他
長部 重康[オサベシゲヤス]
著・文・その他
久保 広正[クボヒロマサ]
著・文・その他
内容説明
統合への試行錯誤の長い歴史をもち、大小多数の国によって構成され、多くの課題を抱えつつ着実な歩みを進める複雑なヨーロッパ経済。統合の歴史と現状を中心に、その全体像を体系化し解説。
目次
現代ヨーロッパ経済をみる眼―21世紀のヨーロッパと世界を考える
第1部 EU統合の展開(世界の地域経済統合とEU統合の独自性―時代に適応できるヨーロッパの構築;関税同盟と単一市場―EU経済システムの漸次的形成 ほか)
第2部 現代ヨーロッパ経済の動き(EU経済と産業―競争力強化に励む欧州産業;ヨーロッパの金融システム―世界金融危機・ユーロ危機と安定的システムの構築 ほか)
第3部 EU諸国の経済と統合(フランスとEU経済―ディリジスムからの脱却;ドイツとEU経済―「ドイツの独り勝ち」とユーロ圏統合の展望 ほか)
第4部 現代ヨーロッパの国際関係(EUと対外通商関係―影響力を強めつつあるEU;ユーロ基軸通貨圏の生成と役割―世界経済の中のユーロと基軸通貨としての役割)
2010年代のヨーロッパ危機とEU統合の展望―ユーロ危機・Brexit・ポピュリズムを超えて
著者等紹介
田中素香[タナカソコウ]
1945年生まれ。1967年、九州大学工学部卒業、1969年、九州大学経済学部卒業。1971年、九州大学大学院経済学研究科修士課程修了。中央大学経済研究所客員研究員、東北大学名誉教授
長部重康[オサベシゲヤス]
1942年生まれ。1967年、東京大学文学部卒業。1976年、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学名誉教授
久保広正[クボヒロマサ]
1949年生まれ。1973年、神戸大学経済学部卒業。摂南大学経済学部教授、神戸大学名誉教授
岩田健治[イワタケンジ]
1960年生まれ。1987年、東北大学文学部卒業。1993年、東北大学大学院経済学研究科博士課程修了。九州大学大学院経済学研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 民法総則講義 (第2版)