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内容説明
高度情報社会における図書館の意義と役割とは。図書館を市民のための「知識への扉」と位置づけ、現代の図書館の姿とそこに関わる人や制度、図書館利用者のための各種機能を平易にコンパクトに解説。司書課程の標準的入門テキスト。図書館の普遍的価値とは?その目指すべき方向とは?コンパクトなよさはそのままに、事実やデータをアップデイトした補訂版。
目次
第1部 図書館と現代社会(図書館の意義と役割;図書館の歴史;図書館の機能と種類)
第2部 図書館を利用する(図書館のサービス;図書館のコレクション;図書館の情報組織化;図書館のネットワーク;電子書籍時代の図書館;図書館利用教育と情報リテラシー)
第3部 図書館で働く(図書館経営;図書館員になるということ;知的自由と図書館の自由)
著者等紹介
山本順一[ヤマモトジュンイチ]
桃山学院大学経営学部・経営学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SHIN
14
図書館は、国立図書館ほか、公共・大学・学校・専門図書館による4大館種に分けられる。しかしながら、国会は国会法、大学は学校教育法、学校は学校教育法内にある学校図書館法、専門は地方自治法から枝分かれされていることに驚かされた。図書館法管理下にあるのは公共図書館のみとのこと。本書では、過去や世界の図書学が記載されており、こういった図書館情報学を学んでおくと読書に深みがでてくる。2025/03/10
キリル
9
高度情報社会における図書館の役割や意義、それらを理論的に支える図書館情報学がどのようなものであり課題はどこにあるのか、従来の紙媒体を対象とした図書館学に加えて、デジタルコンテンツやインターネット空間にも乗り出し、図書館との関わりやそれらを語るうえで欠かせない情報技術も包括して解説した本。エッセンスがコンパクトにまとまっており、より深く学びたい人向けの読書案内では提示された資料の簡単な紹介もあるのがよいと思いました。短期的な経営課題の充足と長期的な経営の展望の両立はよく考えないといけない課題だと思いました。2022/02/05
ジャケット君
3
文系大学出身であるがゆえに、図書館利用における多種な方法を知識として知っていることで時間・金銭・手間を効率化することができる。図書館情報学の歴史は結構面白い。また、無料であるから、いかに経済的に豊かでない出自でも図書館をうまく利用することができる。公共図書館の社会的役割として、『問題』=『現実(できていない状態)』と『目標』の間を解決する手段として機能すべきということは、予算次第で市民に恩恵を資するものではないかと感じた。その問題とは朝何を食べるかという些事なことから国際問題、就職活動に至る。2025/07/02
セディ
1
図書館は貸本屋ではない。図書館の価値を知って電子書籍の存在がでてきてこれからどうかわっていくのか。2017/05/31
獅堂憂
0
図書館に対する意識が更に変わった2017/04/25