内容説明
「働くこと」をめぐる個人と社会とのかかわり、環境や構造は、どのようなもので、どのように変わりつつあるのか。キャリアや雇用システムのしくみ、組織や技術の変化を社会学の視点で読み解く入門テキスト。
目次
「働くこと」を社会学する―産業・労働社会学の視点
第1部 「働くこと」の制度としくみ(仕事とライフスタイル―キャリアと多様な働き方;組織のなかで働く―雇用システムと賃金のしくみ;仕事をとりまく制度―労使関係とコーポレート・ガバナンス;組織から動く―失業・退職・転職・起業のしくみ;働き方はどう変わってきたのか―技術革新と職場の変化)
第2部 「働くこと」の現在(若者が働くまで―学校から仕事へ;多様化する働き方―非正規雇用;働く時間と個人の時間―労働時間のしくみとワークライフバランス;社会のなかの性別役割分業―ジェンダーと仕事)
第3部 「働くこと」の変化と課題(グローバル化と働くこと―外国人労働者と海外勤務者;職場のダイナミズム―働く場での人間関係と駆け引き;少子高齢社会で働くこと―仕事からの引退とその後)
著者等紹介
小川慎一[オガワシンイチ]
横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授
山田信行[ヤマダノブユキ]
駒澤大学文学部教授
金野美奈子[コンノミナコ]
東京女子大学現代教養学部教授
山下充[ヤマシタミツル]
明治大学経営学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
らっそ
3
教科書2016/11/22
Kenji Suzuya
1
労働にまつわる事項を手広く簡潔に取り扱っている、手軽な入門書。本書では雇用システム、労使関係、労働法制、勤務時間、就活、非正規雇用、性別役割分業、外国人労働者など、多くのテーマが扱われているほか、有斐閣アルマらしく読書案内も充実している。2016/11/06
かりん
0
広く浅く取り上げられていた 職場の人間関係の項目があって面白かった パートのお母様方の結束力は怖いほどに強い 当時はデフレ真っ只中だった 今はもっと悪いのか2020/08/22