有斐閣アルマ
現代ヨーロッパ経済 (第4版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 491p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641220270
  • NDC分類 332.3
  • Cコード C1333

内容説明

統合への試行錯誤の長い歴史をもち、大小多数の国によって構成され、多くの課題を抱えつつ着実な歩みを進める複雑なヨーロッパ経済。統合の歴史と現状を中心に、その全体像を体系化し解説。

目次

現代ヨーロッパ経済をみる眼
第1部 EU統合の展開(世界の地域経済統合とEU統合の独自性―時代に適応できるヨーロッパの構築;関税同盟と単一市場―EU経済システムの漸次的形成;EUの共通政策とEU財政―共通の制度の構築によって市場を管理する;通貨協力からユーロへ―「ドルからの自立」と統一通貨;世界金融危機・ユーロ危機とユーロ制度の改革―危機と改革-どう進んできたのか)
第2部 現代ヨーロッパ経済の動き(EU経済と産業―競争力強化に励む欧州産業;ヨーロッパの金融システム―世界金融危機・ユーロ危機と安定的システムの構築;EU経済と構造的不均衡―多様な不均衡とその是正のための諸政策)
第3部 EU諸国の経済と統合(フランスとEU経済―ディリジスムからの脱却;ドイツとEU経済―「ドイツの一人勝ち」とユーロ圏統合の展望;イギリスとEU経済―世界金融危機からの出口を模索;その他のEU諸国とEU経済―多様性を生かしつつ統合へ;中・東欧諸国とEU経済)
第4部 現代ヨーロッパの国際関係(EUと対外通商関係―影響力を強めつつあるEU;ユーロ基軸通貨圏の生成と役割―世界経済の中のユーロと基軸通貨としての役割;EU経済と統合の展望―ポスト危機の時代にどう対応するのか)

著者等紹介

田中素香[タナカソコウ]
1945年生まれ。1967年、九州大学工学部卒業、1969年、九州大学経済学部卒業。1971年、九州大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在、中央大学経済学部教授

長部重康[オサベシゲヤス]
1942年生まれ。1967年、東京大学文学部卒業。1976年、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、法政大学名誉教授

久保広正[クボヒロマサ]
1949年生まれ。1973年、神戸大学経済学部卒業。現在、摂南大学経済学部教授、神戸大学名誉教授

岩田健治[イワタケンジ]
1960年生まれ。1987年、東北大学文学部卒業。1993年、東北大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、九州大学大学院経済学研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドウ

1
EUの発展史を基軸に、現代のヨーロッパの経済をギリシャ危機に至るまで、その要因や展開を論じた本。概説的過ぎて、最新の学説とかの反映は少なめ。現代史に興味のある高校生から大学1,2年生向けだと思う(ヨーロッパ専門の人には物足りなそう)。2015/08/07

キャベツ

0
辞書代わりにしてしばらく付き合っていくであろう本。2017/09/30

塩きゃらめる

0
参考書。

Yasunori Ando

0
足かけ半年で読了。 ドイツ帰任後15年、日常生活でユーロ利用機会なく、また様々な機関設立も知らず、目からウロコでした。いくつかの危機乗り越えてきましたが、今が山場ですね。 次はイギリスの動向、大陸にいた側からすると、金融市場以外では残留メリット余りないかと。2015/08/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9051513
  • ご注意事項