内容説明
公民関係の新しいモデルを提示。「民」を「主」とする民主性に依拠するシステムより、「公」を「共」にする公共性に依拠するシステムの方が、より良い機能を果たしうるとの立場に立って、公共システム実現を可能とする戦略と処方箋を示す。
目次
第1部 公共性システムの捉え方(政策システムの持続可能性―公共性は民主性とどう違うのか;政策システムの環境基盤の公共性―公共的な社会とはどのようなものか)
第2部 公共性システムへの変化の可能性(公共的な政策入力の効果性―政策評価はどのように公共的な入力となりえるか;公共的な政策出力の説明性―政策実施はどのように公共的な出力となりえるか)
第3部 公共性システムに向けての戦略(政策システムのフィードバックの環境文化の公共度―政策システムはなぜ公共的でなければならないか;持続可能なシステムと文化―公共的な政策システムと政策文化はどのように実現できるのか)
著者等紹介
村山皓[ムラヤマヒロシ]
1946年京都に生まれる。京都大学法学部卒業。サンフランシスコ州立大学政治学部大学院修了。博士(政治学神戸大学)。現在は立命館大学政策科学部教授。専攻は、政治文化論、政治行動論、公共政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。