有斐閣ブックス
公共政策学の基礎

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784641183810
  • NDC分類 301
  • Cコード C1331

内容説明

社会問題を解決するための具体的手段である公共政策は、どのようにデザインされ、決定され、実施・評価されているのか。そのプロセスに関する知識(ofの知識)を中心に、政策決定に投入される知識や政策そのものに関する知識(inの知識)も加えて、丁寧に説明する。公共政策「学」の全体像を提示する新時代の入門テキスト。

目次

第1部 公共政策へのアプローチ(公共政策とは何か、公共政策学とは何か―社会の問題を解決するための考え方;公共政策学の系譜―公共政策学はどのように形成され、展開したのか?)
第2部 公共政策のデザイン(アジェンダ設定―どの政策課題を検討するか?;政策問題の構造化―対応すべき問題をどのようにとらえるのか? ほか)
第3部 公共政策の決定―1つのRと3つのI(政策決定と合理性―社会において合理的な意思決定は可能か?;政策決定と利益―人々の利益はどのように調整されて政策になるのか? ほか)
第4部 公共政策のガバナンス(公共政策の実施―政策が効果を発揮するには、誰がどのようにかかわるのか?;公共政策の評価―政策の効果はどうやって測るのか? ほか)

著者等紹介

秋吉貴雄[アキヨシタカオ]
1971年生まれ。一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学、一橋大学博士(商学)。現在、熊本大学大学院社会文化科学研究科准教授(公共政策学、政策過程論)

伊藤修一郎[イトウシュウイチロウ]
1960年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士後期課程修了、博士(政策・メディア)。MPA(ハーバード大学ケネディ政策研究院)。現在、筑波大学大学院国際公共政策専攻教授(地方自治、公共政策、政策過程論)

北山俊哉[キタヤマトシヤ]
1958年生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程中退。現在、関西学院大学法学部教授(行政学、地方自治)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

18
社会関係資本:信頼、社会的ネットワーク(97頁)。機会均等では結果の平等は満たされているとは限らない。 運と才覚、努力次第で結果は違ってくる(107頁)。効率性において、賛否両論だから、何を分母として極小化し、何を 分子として極大化しようとしているのか見極めることが重要(111頁)。制度の多様性:階層性。公式制度と非公式制度。 制度と組織の混在(167頁)。ガバナンスが示唆するのはネットワーク(257頁)。 2015/03/29

kenken

2
あまりにも素直に冒頭から、公共政策学が自分探しの迷走とか破綻したという言葉がでてきて学部生が不安になりゃせんか、とも思ったが、多面的なアプローチを示しつつ全体的に平易でコラムも興味深い。政治学の入門を踏まえたあとのほうが入りやすいだろう。2013/04/22

Yuka

2
第10章が一番面白い。他の章は他に出てるテキストとあまり変わらない印象でした。

ぽん教授(非実在系)

1
主に政治学と行政学に出てくる概念を説明しながら、これらをより実践の学である公共政策学としてとらえなおしつつ、具体例となる様々な政策を概念で説明する、というもの。 PPBSが何故失敗したのか、その後どう乗り越えようとしているのかについてが隠れた主題になっており、インクリメンタリズムなどの古典的な議論のそのあとまでもが射程に入っているかなり現代的な内容である。2014/11/13

iopiy

1
具体的な事例が多く示されていたので門外漢にもわかりやすくて良かった。2013/11/14

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