有斐閣ブックス<br> 平和政策

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平和政策

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  • サイズ A5判/ページ数 370p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641183438
  • NDC分類 319

内容説明

国際紛争はなぜ起こるのか。地域紛争や内戦など、開発途上地域を主な戦場とする「現代の戦争」に対して、どのような対応が可能なのか。達成されるべき政策目標として平和をとらえ、安全保障のみならず、政府の機能回復から社会経済の復興支援にいたるまでを含めた「平和構築」という政策領域を体系的に議論する、初めてのテキスト。国際政治の基礎理論、現代国際紛争の実態、平和構築の実際について、第一級の執筆陣が的確に分析・考察する。紛争事例などについてのコラムや、基本用語についての解説も充実し、現代の戦争や国際関係について初めて学ぶに最適。

目次

政策としての平和
第1部 国際紛争をどうとらえるか(国際紛争はどうとらえられてきたのか;現代紛争の構造とグローバリゼーション;国際法と国際組織の役割;地域機構は役に立つのか;紛争と国際経済組織)
第2部 現代国際紛争の実態(植民地支配の遺産と開発途上国;兵器はどう規制されてきたか;核軍拡と拡軍縮;人の移動と難民保護;テロリズムとテロ対策)
第3部 平和構築の実際(軍事介入;平和構築における政治・法制度改革;紛争後選挙と選挙支援;国際犯罪と刑法;開発協力;平和構築とジェンダー;NGOと市民社会)
国際紛争をこえて

著者紹介

大芝亮[オオシバリョウ]
一橋大学大学院法学研究科博士課程退学、Ph.D.(政治学、イェール大学)。一橋大学大学院法学研究科教授

藤原帰一[フジワラキイチ]
東京大学大学院博士課程単位取得中退。東京大学大学院法学政治学研究科教授。主要著作:『平和のリアリズム』(岩波書店、2004年、石橋湛山賞受賞)ほか

山田哲也[ヤマダテツヤ]
国際基督教大学大学院行政学研究科博士後期課程中退、行政学修士。椙山女学園大学現代マネジメント学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報


■編者のおひとり 山田哲也氏より■

冷戦期間中の日本における「平和運動」は、第二次世界大戦の反省の上に立ち、「二度と
日本が戦争に巻き込まれない」ことを最大の目標にしていた。アメリカとソ連の核による
「第三次世界大戦」が現実の脅威であった冷戦期間中は、将来の戦争を阻止するために
「平和」を語ることが重要だったのである。

同じ頃、政府では日米安全保障条約を通じて、日本の「平和」を確保する政策が取られて
いた。そこでは、アメリカの核の存在を前提として、核の傘の下にいることを通じた日本
の安全保障が目指されることになった。

平和運動のおかげか、それとも政府の安全保障政策のおかげか、とにかく日本は第二次世界
大戦以降、戦争に巻き込まれることなく、「平和」を享受することができたのは事実である。
さらに、冷戦終結によって、第三次世界大戦の恐怖は遠のき、世界には平和が訪れるはずで
あった…。

しかし現実には、世界各地で国内紛争が多発し、ニュースでは連日のように紛争に関連した
話題が報じられている。また「9・11同時多発テロ」以降、テロへの国際的対応も世界規模で
の関心事となっている。その一方で、人道支援や復興支援のために現地へ赴き、時には自ら
の危険も省みずに紛争で傷ついている人々を支援する国連やNGOの活動も日々報道されて
いる。

この「紛争で荒廃した国や人々に平和を取り戻させるための支援活動」、すなわち平和構築
のための活動は極めて多岐にわたる。軍隊による秩序維持(平和維持)に始まり、新たに民
主的な国づくりを目指すための政治・法制度改革、そのための選挙、紛争発生に責任を負う
人の処罰を巡る問題、難民・国内避難民の帰還や再定住、経済的・社会的な復興を巡る問題…。

平和構築に関わるこれらさまざまな問題には、当然のことながらさまざまな人々が関わるこ
とになり、当然のことながら、「全体像」を把握するのは極めて難しい。

『平和政策』の構成は、平和構築の全体像を国際政治学・国際法の基本的な理論と結びつけ
たものとなっている。現場で実践されていることだけでも理屈だけでもないテキストを
目指したからである。

一人でも多くの人が本書を読み、国際社会が直面している現実に触れ、平和構築についての
理解を深めて欲しい。