内容説明
誰もが受けてきた、誰もが議論しやすく、誰もが批判しやすく、誰もが期待しやすく、誰もが失望しやすい「教育」。あなたの受けた教育の経験からだけでなく、今改めて、歴史、社会、政治等々、さまざまな角度からとらえ直す。
目次
教育学とは何か
第1部 教育をどうとらえるか(教育と子ども;教育と社会;教育の目的)
第2部 教えるということ―教育の事実をつくりだすペダゴジー(ペダゴジーのグランドデザイン;ペダゴジーの遂行;ペダゴジーの担い手)
第3部 ペダゴジーをめぐる現代的な課題(教育の制度;教育の接続;共生の教育)
本書がつかもうとした教育学
著者等紹介
木村元[キムラハジメ]
1958年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、一橋大学大学院社会学研究科教授
小玉重夫[コダマシゲオ]
1960年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在、東京大学大学院教育学研究科教授
船橋一男[フナバシカズオ]
1959年生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、埼玉大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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柳田
10
編入受験のときにまあかなり繰り返し読んだけど、やっぱりこういうのは暗記できない。今思うと偏りがあるのかなーとか思わないでもないが、教育学は対象領域が広すぎてまんべんない紹介とかは無理よね。事典類も、思想史事典とあわせて三つくらいもっているけれど、これ載ってないのというのがわりとある気がする。2018/08/27
ラッシー
2
つかめてない(情報量が多いので一回じゃ消化できない)。2018/08/26
ソーシャ
1
細かくunit分けされた、読みやすい教育学の入門書。歴史の中で教育はどのようなものであったか、教育の目的とは何か、社会の中で教育はどのような位置づけにあるかなどを分かりやすく説明しています。全般的にテーマを扱っているためか各分野の内容は比較的浅いものになっているようにも思いますが、まずはここからと言ったところなのかもしれませんね。2014/07/05
Seita
0
フェミニズムが意外にラディカルな批判的視点を持っていたことを知った(ので、単に女性の権利ばかりを主張するおばさんたちという認識は改めます)。他には、課題提起型教育や批判的リテラシーを提起したフレイレに興味が出た。最後に、シティズンシップが今後の教育学のキーワードらしいことを知った。2017/03/19
鯨船
0
良い本でした。2015/09/01
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- 和書
- くりすますのほし