出版社内容情報
私たちの身近な楽しみであるスポーツについて真剣に考察することは,現代社会を批判的にとらえ,深く考えることにも発展する。そのために必要な理論や概念・論点,そして実践的な思考を身につけることをねらった,読んで楽しい「スポーツの社会学」のテキスト。
【目次】
序章 スポーツでどう社会学する?
第1部 格差社会とメディア
第1章 スポーツは世界をつなぐと同時に分断する?──グローバリゼーション 第2章 スポーツができる人は男らしい?──ジェンダー 第3章 ソーシャルメディアがスポーツを変える?──メディア
第2部 グローバル化とローカル/生活
第4章 スポーツって地域づくりに役立つの?──観光と持続可能な開発 第5章 スポーツ用具の作り手になるとはどういうことか?──自然環境と遊び 第6章 どうして,私たちはスポーツをするのだろう?──地域社会
第3部 (脱)近代化と統治/ナショナリズム
第7章 「JAPANESE ONLY」はどこから来たか?──ポストコロニアリズム/ナショナリズム 第8章 オリンピックは世界を一つにする?──メガ・イベントと都市開発 第9章 データがスポーツを変えた?──データ革命 第10章 ひとり親だとスポーツ少年団に入れない?──家族と教育
第4部 身体/文化/越境
第11章 トランスジェンダーのスポーツ参加は不公平?──LGBTQ 第12章 盲ろうの柔道家はいかにして「わざ」を覚えるのか?──身体化とコミュニケーション 第13章 健全な肉体に健全な精神は宿らない?──健康 第14章 スポーツ選手は和解のシンボルか?──先住民・先住民族
結章 スポーツを考える



