ポリティカル・コレクトネスからどこへ

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ポリティカル・コレクトネスからどこへ

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  • サイズ 46判/ページ数 260p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641174771
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C1036

出版社内容情報



清水 晶子[シミズ アキコ]
著・文・その他

ハン トンヒョン[ハン トンヒョン]
著・文・その他

飯野 由里子[イイノ ユリコ]
著・文・その他

内容説明

誰もが手軽に表現するSNS普及後の世界で、研究者の視点はどのように活かせるのか。ジェンダーとフェミニズム、セクシュアリティとクィア、障害と社会モデル、エスニシティと社会的な望ましさなど、私たちが生きる現代社会の不均衡を知り、別のあり方へ。

目次

序章 ポリティカル・コレクトネスをめぐる論点
第1章 クィア・ポリティクスとポリティカル・コレクトネス
第2章 「次善の策」としてのポリティカル・コレクトネス
第3章 バックラッシュ/キャンセルカルチャーと法整備の必要性
第4章 「思いやり」から権利保障へ―ディスアビリティをめぐる「正しい」見方
第5章 マジョリティ性をどのように考えられるか
第6章 「社会的な望ましさ」をめぐるコミュニケーションとしてのPC―レイシズム・多文化主義とその周辺から考える
終章 「正しさ」や「望ましさ」についての議論を続ける

著者等紹介

清水晶子[シミズアキコ]
1970年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はフェミニズム/クィア理論。東京大学大学院人文科学研究科英語英米文学博士課程修了。ウェールズ大学カーディフ校批評文化理論センターで博士号を取得

ハントンヒョン[ハントンヒョン]
韓東賢。1968年、東京都生まれ。日本映画大学映画学部准教授。専門は社会学、ネイション・エスニシティ論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学

飯野由里子[イイノユリコ]
1973年、愛媛県生まれ。東京大学大学院教育学研究科バリアフリー教育開発研究センター特任准教授。専門はジェンダー、セクシュアリティ、ディスアビリティ研究。ワシントン州立大学卒業(Bachelor of Sociology)。城西国際大学大学院人文科学研究科博士課程を経て、博士号(比較文化)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

117
他人を傷つけたり差別する言葉を使わないとは正しいが、それで発言者を貶めたり自らの立場を強めるのに利用する者が現れると話はいかがわしくなる。しかも「政治的に正しい」という呼称が左右関係なく定着してしまい、自分の政治的考えが正しいと信ずる者同士による罵り合いに発展する例もある。ただ著者らはフェミニズムやジェンダーの専門家として一切の差別を法的に禁止せよとの立場なのが、逆に問題を停滞させている。やらない善よりやる偽善かもしれないが、ポリコレという呼称をやめマイノリティ支援の一環としての差別語彙排除とすべきでは。2024/10/26

buuupuuu

22
差別の問題、人権の問題は、公正な社会とはどのようなものかという問いと関わっている。そして表現に関するものとしてのPCは、自分達が暮らす社会についての私達の認識や想像力に影響を与えようするものと考えられる。この社会にはどのような人達がいるのか。誰でも真っ当に生きられる社会とはどのような社会か。PCは解決ではなく、仮の出発点だと言うべきだろう。というのも、私達はここから進んで、具体的な制度作りに取り組んでいかなければならないのだし、PCが提供するイメージも万全ではなく、常に見直しが必要だからである。2022/12/17

Bevel

7
「お気持ち」ではなくて、権利だというのはわかるけど、みんなで権利を守れる社会をどう作っていくかみたいな話になると、とたんに私の仕事じゃないみたいになるのは、あんまり未来見えてくるスタンスじゃないなと思った。使われ方から考えて、ポリティカル・コレクトネスという言葉自体、すでにだいぶポジティブにとらえるのが難しいと感じていて、論者の立場もどこか近い分野の専門家として聞かれたから答えてるという距離感を感じる。テーマ設定が違うと議論の広がり方も変わったんだろうなあと。2023/05/18

あさ

6
鼎談も各著者の議論も興味深かったが、第五章のマジョリティ性についての部分が一番耳に痛くて刺さった。実存の弱さとか、マジョリティは傷つくことに慣れていないとか、思い当たる節がたくさんある。清水氏はツイッターでよく炎上させられている(皮肉ではないです)だけあって、議論していくことの危険性にも触れていて、本当にそうだよなと思った。2022/11/22

Neishan

5
まだ根付いてもいないのに、反動的な人たちが言葉だけを取り出して逆ギレ的に扱われがちなポリティカル・コレクトネスについて、背景の異なる論者3名が、持論と対談によって現状の問題点と未来への課題を炙り出す。感情の問題に矮小化されがちな差別的言動の問題については特に、唸らされることが多い。また、自分がどちらかというと被害者側の意識で考えがちなところを、いや、逆に無難さをまとって加害側に加担していたんではとも気づかされる。持論部分はちょっと難解さもあるが(脚注が丁寧)、読んでよかったと思う1冊。2023/06/10

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