出版社内容情報
落合 恵美子[オチアイ エミコ]
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森本 一彦[モリモト カズヒコ]
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平井 晶子[ヒライ ショウコ]
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内容説明
セクシュアリティとジェンダーのあり方を鍵として、東アジアと南アジアを中心とする父系的社会と、東南アジアから日本・韓国までの双系的社会という2つの社会を区別し、それに文明化と近代化が重なって生み出された、アジアの重層的多様性を描き出す。
目次
序章 アジアの重層的多様性―セクシュアリティとジェンダーから見る
第1部 セクシュアリティ―二つのアジアと一つの近代(二つのアジア;性と愛の近代;セクシュアリティの現在)
第2部 ジェンダー―葛藤と実践(伝統の重層性;近代的性役割の成立と変容;アジアのフェミニズム)
著者等紹介
落合恵美子[オチアイエミコ]
京都大学文学研究科教授、1958年生。社会学者。東京大学大学院博士後期課程単位取得退学。同志社女子大学講師、国際日本文化研究センター助教授等を経て、2004年より現職。現在、京都大学アジア研究教育ユニット長、アジア親密圏/公共圏教育研究センター長。ケンブリッジ大学客員研究員、フランス社会科学高等研究院ブレーズ・パスカル国際研究員、日本学術会議会員、比較家族史学会会長等を務める。専門分野はジェンダー、家族、人口の歴史的研究と国際比較
森本一彦[モリモトカズヒコ]
高野山大学文学部教授、1962年生。総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程後期修了。高校教員、京都大学文学研究科特定准教授を経て、2018年より現職。専攻は歴史社会学、日本民俗学。家族や村、民俗宗教などの民俗慣行を対象とし、フィールドワークや近世・近代の歴史資料を併用することで、地域の社会関係の分析を行う。また高野山を中心として周辺地域が連携する高野文化圏の研究を行い、地域文化圏と地域持続に関する提言と実践の可能性を探っている
平井晶子[ヒライショウコ]
神戸大学人文学研究科教授、1970年生。総合研究大学院大学文化科学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員、ケンブリッジ大学客員研究員、神戸大学准教授などを経て、2019年より現職。1995年から国際共同研究「ユーラシア人口・家族史プロジェクト」(代表・故速水融国際日本文化研究センター名誉教授)に参加。以来、家族の歴史社会学的研究、比較研究を展開。近年は東アジアの国際結婚や外国人住民に関する研究にも着手し、歴史と比較の軸から現代を考察。専門は家族社会学・歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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