内容説明
人がその人らしく自己実現する権利を守るために、ソーシャルワークは何ができるのか、どのようにできるのか。ソーシャルワークがプロフェッションとして、ディシプリンとしてアカウンタブルであるためのソーシャルワーク実践を具体的に示し、そのためのソーシャルワーク実践モデルを研究開発する方法を提示する。プラグマティックEBPや著者が提唱するM‐D&Dを解説した、実務教育テキスト。
目次
第1章 ソーシャルワーク実践モデルの定義と開発的研究の動機―D&Dへの道のり(ソーシャルワーク実践モデルとは; SW実践モデル研究開発の動機としてのアカウンタビリティ ほか)
第2章 EBP再考―プラグマティックEBPとM‐D&Dの再帰性(EBPの実践への浸透とEIP、そしてプラグマティックEBP;EBPのソーシャルワーク教育への浸透 ほか)
第3章 ソーシャルワーク実践モデル開発の手続き―プラグマテイックEBPのためのM‐D&D(SW実践モデルの位置づけ;D&DとM‐D&D ほか)
第4章 開発の具体例―子育てコンシェルジュ実践モデルのM‐D&D(PEIMとしての子育てコンシェルジュ実践モデルのM‐D&D―背景;実践モデルの最終叩き台―5つの構成要素 ほか)
第5章 M‐D&Dにおける普及・採用を超えて、維持という課題(普及・採用から新な研究開発のサイクル―開発者の視点から;普及・採用から維持へ ほか)
著者等紹介
芝野松次郎[シバノマツジロウ]
1949年生まれ。1972年大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)卒業。1976年関西学院大学大学院社会学研究科修士課程(現・博士課程前期課程)修了、社会学修士。1978年ミシガン大学社会福祉大学院修士課程卒業、MSW。1983年シカゴ大学社会事業行政大学院卒業、Ph.D.。現在、関西学院大学人間福祉学部・研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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