スケープゴーティング―誰が、なぜ「やり玉」に挙げられるのか

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  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784641174054
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C1011

内容説明

JR福知山線脱線事故、SARS、O157、新型インフルエンザ、口蹄疫、東日本大震災―大きな事故や災害があった際に、特定の対象が次々と「やり玉」に挙げられ、強い非難を受ける。そのメカニズムはいかなるものか、マスメディア報道はどのように影響するのか。実証研究から包括的に解明する。

目次

スケープゴーティングとは
第1部 スケープゴーティング=「やり玉」現象とは何だろうか(スケープゴーティングの心理―そのメカニズムを探る;誰がスケープゴートになるのか―原因・責任帰属のプロセス;スティグマ化と非難・責任追及;言葉によるレッテル貼り)
第2部 非難報道に見るスケープゴーティング(事故報道でのスケープゴーティング;感染症報道でのスケープゴーティング;東日本大震災報道でのスケープゴーティング―ブログの「不謹慎」記事の分析から;帰属過程としてのスケープゴーティング―2つの事例分析から;記憶バイアスとスケープゴーティング)
スケープゴーティング現象にいかに向き合うか
報道におけるスケープゴーティング現象をとらえる方法

著者等紹介

釘原直樹[クギハラナオキ]
大阪大学大学院人間科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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