数学的・科学的リテラシーの心理学―子どもの学力はどう高まるか

個数:
  • ポイントキャンペーン

数学的・科学的リテラシーの心理学―子どもの学力はどう高まるか

  • 藤村 宣之【著】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 有斐閣(2012/12発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 56pt
  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ A5判/ページ数 216p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784641173880
  • NDC分類 371.4
  • Cコード C1011

内容説明

「できる学力」「わかる学力」を学力の両輪ととらえ、日本の子どもの数学的リテラシーと科学的リテラシーの実態を、さまざまな国際比較や協同的探究学習を用いた実践研究から解き明かす。リテラシーを高めるために、子どもは何を、どのように学べばよいのか、心理学と発達支援の観点から、これからの日本の教育を考える。

目次

教育心理学の視点からリテラシーを考える
第1部 リテラシーの現状と学力モデル(数学的リテラシーの現状―国際比較調査の心理学的分析;科学的リテラシー・読解力の現状―国際比較調査の心理学的分析;学力の心理学的モデル)
第2部 数学的リテラシーの国際比較(数学的リテラシーの国際比較1―中国、アメリカ合衆国と日本;数学的リテラシーの国際比較2―シンガポール、中国と日本)
第3部 数学的・科学的リテラシーの育成(「わかる学力」としてのリテラシーを高めるには―協同的探究学習の提案;数学的リテラシーを高めるには1―小学校算数における協同的探究学習;数学的リテラシーを高めるには2―中学校数学における協同的探究学習;科学的リテラシーを高めるには―中学校理科における協同的探究学習)
数学的・科学的リテラシーの育成とこれからの日本の教育

著者等紹介

藤村宣之[フジムラノブユキ]
1965年生まれ。1989年、京都大学教育学部卒業。1994年、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定退学。1995年、博士(教育学)(京都大学)。現在、東京大学大学院教育学研究科教授。専門分野は教育心理学、発達心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Moloko

2
内容を概略すれば、PISAとかアジアの学校との比較テストで示されたように日本の生徒は計算式を単純に当てはめて解く「手続き的知識」はそんなに悪くないが、例えば1ページに7枚の写真を貼り付けるとして写真が38枚あるとき何ページ必要かみたいな文章題を解く「概念的理解」は前者の割には成績が悪い。その概念的理解を育むには、たとえ解き方の効率が悪くとも既習の解法も認めるような問題を「協同的探求学習」で自分や他の生徒の考え方を説明し合って進める授業の方が、今までの知識構造が更新されて概念的理解が促進される。2018/01/16

ぴーたん

0
Pisaの調査から、これまでの研究では十分に明らかにされてこなかった日本の子どもの学力の特質を明らかにしている。リテラシーを含むわかる学力と、手続き的知識・スキルの適用を中心とするできる学力としてモデル化し、それらの学力を形成するための学習方法を提案しています。中国やアメリカなどと比較して、算数でも教え方がかなり違うんだなと思いました。この本では協同的探究学習をすすめています。こういった授業の方法を個人で考え、実践を続けていくのはなかなか困難だと思うので、サポート体制が整うといいんだけど。2015/07/15

Jun-Ichi Sagara

0
PISA 調査の結果や問題をもとに「わかる学力」「できる学力」を高めるための学習方法やその評価方法について素晴らしい理論が展開されている。ただこの手の本はすべて「学生」しか対象にしていないことを注意しなければならない。つまり結果だけが評価されて、その過程にある「教師による教育」の部分が述べられていないのである。同じことを教えるにしても「教え方(もちろん人間性なども含む)」で、学生側の理解度や記憶は随分と違うはずであり、そのようなバックグラウンドはほとんど考慮されていない(どんな教師が教えていたかとか)。2013/06/19

K

0
近年の国内外の調査において問題点が指摘されている児童・生徒の「学力」について,認知・教育心理学的な視点から「どのような学力」に課題があり,またその課題を克服するための提案を実証的な研究を基にしている本。「できる学力」と「わかる学力」を学力の両輪として,並行的に高めていくというモデルはユニーク。クラスの大多数が協同的な学習を通して深い思考へと辿り着くことを目指すという協同的探究学習の目標は,成績という点で見てもより長期的な教育効果という点で見ても非常に重要と考えられるため,今後の発展が望まれると思う。2013/02/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5802802
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。