内容説明
「できる学力」「わかる学力」を学力の両輪ととらえ、日本の子どもの数学的リテラシーと科学的リテラシーの実態を、さまざまな国際比較や協同的探究学習を用いた実践研究から解き明かす。リテラシーを高めるために、子どもは何を、どのように学べばよいのか、心理学と発達支援の観点から、これからの日本の教育を考える。
目次
教育心理学の視点からリテラシーを考える
第1部 リテラシーの現状と学力モデル(数学的リテラシーの現状―国際比較調査の心理学的分析;科学的リテラシー・読解力の現状―国際比較調査の心理学的分析;学力の心理学的モデル)
第2部 数学的リテラシーの国際比較(数学的リテラシーの国際比較1―中国、アメリカ合衆国と日本;数学的リテラシーの国際比較2―シンガポール、中国と日本)
第3部 数学的・科学的リテラシーの育成(「わかる学力」としてのリテラシーを高めるには―協同的探究学習の提案;数学的リテラシーを高めるには1―小学校算数における協同的探究学習;数学的リテラシーを高めるには2―中学校数学における協同的探究学習;科学的リテラシーを高めるには―中学校理科における協同的探究学習)
数学的・科学的リテラシーの育成とこれからの日本の教育
著者等紹介
藤村宣之[フジムラノブユキ]
1965年生まれ。1989年、京都大学教育学部卒業。1994年、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定退学。1995年、博士(教育学)(京都大学)。現在、東京大学大学院教育学研究科教授。専門分野は教育心理学、発達心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Moloko
ぴーたん
Jun-Ichi Sagara
K