内容説明
経済現象をめぐる人間の非合理的な判断や行動には、どういった法則性があるのか。経済学と心理学が交差する経済心理学(行動経済学)について、第一線で研究を進める経済学者と心理学者とか協力し、その発想の着眼点から現段階の研究の広がりまでを提示する。
目次
イントロダクション―経済学と心理学の協同に向けて
第1部 経済心理学の理論的基盤(心理学と経済学の交差点―需要関数・マッチング関数・割引関数;意思決定過程の心理学;リスク認知の心理学;市場競争と経済心理学;賭けのシステムと経済心理学;行動ファイナンス)
第2部 経済心理学の応用的展開(思考活動停止時における脳活動―経済心理学への基礎研究として;保険・年金・医療の経済心理学;問題商法とクリティカルシンキング;経済活動に関する信念と知識―仮説検証的思考;高校生・大学生のための経済学教育;子どものための経済学教育)
著者等紹介
子安増生[コヤスマスオ]
京都大学大学院教育学研究科教授
西村和雄[ニシムラカズオ]
京都大学経済研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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烟々羅
11
日経のコラム半年も読んでいればたいがい載っている内容。その一歩先が読みたければ専門書になっちゃうのかな2014/04/23
がっち
2
経済は人の心理で動くものである。 それを学ぶには経済心理学というのはいいのかな?内容としては、かけのシステムや、経済心理学の話、行動ファイナンスのはなしで、ざっくりとした内容。入門書とは言えないが、概要を読むにはいいんではないか。2013/05/18
日高サン
1
修論で意思決定に踏み込むかもしれないので読んだ。意思決定過程について、問題商法について、プロスペクト理論について参照するときに。2015/12/02
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