出版社内容情報
フェミニズムの視点から,すべての人のウェルビーイングの実現をめざす。
日本ではじめてのフェミニスト経済学のテキスト!
内容説明
ケアを中心にすえた経済学へ。フェミニズムの視点から、すべての人のウェルビーイングの実現をめざす。日本ではじめてのフェミニスト経済学のテキスト!
目次
第1部 理論と方法(フェミニスト経済学への招待;アンペイドワーク―人間のニーズとケア;世帯―世帯内意思決定と資源配分;生活時間―資源としての時間;ジェンダー統計―社会を把握するツール)
第2部 領域と可能性(労働市場―ペイドワークと格差;マクロ経済―再生産領域を加える;ジェンダー予算―ジェンダー主流化のためのツール;福祉国家―ジェンダー関係を形づくる;金融―金融危機のジェンダー分析 ほか)
著者等紹介
長田華子[ナガタハナコ]
茨城大学人文社会科学部准教授。お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科修了、博士(社会科学)
金井郁[カナイカオル]
埼玉大学人文社会科学研究科教授。東京大学大学院新領域創成科学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(国際協力学)
古沢希代子[フルサワキヨコ]
東京女子大学現代教養学部教授。大阪市立大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、修士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小鳥遊 和
4
こういう研究が好みだ。2008年日本フェミニスト経済学会設立、23年本書出版。経済系諸学に侵入し「合理的経済人から関係性の中にある個人、capabilityを持つagencyへ」「demand-supplyでなくneeds-provisioning(unpaid workを含む)へ」と基礎概念を拡張、「ジェンダー視点に立つ統計・予算・中長期マクロ経済政策」や「新国際分業の女性化」等の概念を導入し成果を追求する。数量化志向もあり、ケア再配分のマクロ経済効果を日本等7国についてシミュレーションした論文を紹介。2025/05/04
takao
1
ふむ2024/09/25
よっちん
0
研究室2024/04/16
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