出版社内容情報
デジタル化とコモディティ化が進む現代,アートの「場」から得られる知見や着想,地域や文脈とのつながり,そして真正性は,企業にとって有益なものである。アートプレイスの構築から企業が得られるものとは何か。取材と分析から得られた知見をもとに伝えていく。
内容説明
企業も人もお手本のない時代にじっくり味方を増やしていく。アートでつながる場をつくりだすこと、そして維持すること。多くのステークホルダーと長期的な関係を構築し、新しい時代の風を受けて進むために。
目次
アートプレイスへの注目
第1部 メディアとしてのアートプレイス
第2部 事例研究1 オウンド・アートプレイス
第3部 事例研究2 ペイド・アートプレイス
アートプレイスの形態が生み出すコミュニケーション効果
補論 本書が依拠する概念と理論
著者等紹介
川北眞紀子[カワキタマキコ]
南山大学経営学部教授。筑波大学芸術専門学群卒業。慶應義塾大学大学院経営管理研究科博士課程修了、博士(経営学)。学部時代は日本画を専攻。リクルートに入社し広告制作を担当。その後、広告事務所を主宰し、グラフィックデザインやマーケティング企画に携わる。主著に『広報・PR論―パブリック・リレーションズの理論と実際』(2014年(共著)、有斐閣。第10回日本広報学会賞(教育・実践貢献賞)。2022年、改訂版)、「芸術文化組織の参加型広報プログラムに関する定量調査―ボランティア動機がコミットメントに与える影響」(『広報研究』23、pp.67‐79、2019年(共著)。第14回日本広報学会賞(研究奨励賞))など
薗部靖史[ソノベヤスシ]
東洋大学社会学部教授。早稲田大学商学部卒業。一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了、博士(商学)。一橋大学大学院商学研究科ジュニアフェロー、高千穂大学商学部助教、同准教授、東洋大学社会学部准教授を経て、現職。学部生の頃より広告理論、マーケティング・コミュニケーションを、大学院入学以降にマーケティング・リサーチを学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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