出版社内容情報
加藤 雅俊[カトウ マサトシ]
著・文・その他
内容説明
アカデミズムに裏打ちされた確かなヒントがここにある。
目次
第1章 スタートアップ―新しい企業について学ぶ意義は何か
第2章 スタートアップの経済効果―「企業の誕生」はいかなる恩恵をもたらすのか
第3章 スタートアップの個人要因―誰が「アントレプレナー」になるのか
第4章 スタートアップの環境要因―アントレプレナーを輩出する背景は何か
第5章 創業時に直面する課題―必要な資金を誰からどのように調達するのか
第6章 組織と戦略のデザイン―誰とチームを組み、いかなる策をとるのか
第7章 イノベーション戦略―なぜ「果実」を得るのが容易でないのか
第8章 企業の生存―退出は常にバッド・ニュースなのか
第9章 企業の成長―高成長のための特効薬はあるのか
第10章 スタートアップの公的支援―創業に対する「介入」はなぜ必要なのか
著者等紹介
加藤雅俊[カトウマサトシ]
現職、関西学院大学経済学部教授。同大学アントレプレナーシップ研究センター長。一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了、博士(商学)。一橋大学経済研究所専任講師、関西学院大学経済学部専任講師、准教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おせきはん
26
新しい企業の誕生と成長プロセスに関する経済学の教科書と言える本です。国内外の多くの論文をもとにまとめられていて、また、付録として自ら学ぶ際の参考となる書籍、論文、データベースも紹介されており、基礎を体系的に理解できました。2023/01/29
koji
18
スタートアップの育成は、資本主義が好循環で成長していく上で欠かせない第1級の政策課題です。私は、中小企業の融資・出資の現場で多くのスタートアップの審査をしてきましたが、何が難しいと言って「成長の見極めが困難で百人百用に判断が分れること」です。唯それだけに金融マンにはやりがいがある現場でした。さて本書は、世界各国のスタートアップの研究成果を分析・総合化し、アカデミック・実践両面からメタレベルに昇華した抜群の良書です。本書を読んで、余生をスタートアップの育成に費やしている先輩を思い出しました。理想の生き方です2024/03/04
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2
agglomeration. 都市が有利。スタートアップのエコシステム:フレームワーク条件として、法律、文化、道路交通などインフラ、需要.ネットワーク、リーダーシップ、ファイナンス、才能ある人材、知識、支援サービスや仲介。 ベンチャー白書、新規開業白書、中小企業白書、 Startup DB MAGAZINE JAPAN startup finance Small business economics 特集号 Journal of Business Venturing2025/05/18
tetekoguma
2
スタートアップや起業に関する学術的知見を集約した一冊。 この分野の研究者にはありがたいです。このようにして学問は発展していくのでしょう。こうしてこの分野の知を俯瞰するに、学術知と実践知の往還がもっともっと起こるといいなと思うのでした。2023/12/23
YN
0
スタートアップ企業、エコシステムを取り囲む状況を学術的な観点から概括した書。いろいろなヒントが含まれており、全体感を理解するために最適。また巻末の書籍案内も有用。2025/05/22
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