事件から読みとく日本企業史

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事件から読みとく日本企業史

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  • サイズ 46判/ページ数 325p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641165953
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C1034

出版社内容情報

明治以降の企業が,それぞれの時代に,どのような役割を果たしていたのか? またどのような役割を果たすものと考えられていたのか? 政府との関係,株主との関係,取引相手との関係,従業員との関係など,企業に関わる人々や時代背景との関係から読みとく。

目次
はしがき/第1章 小野組破綻──曖昧だった営業の自由/第2章 日本郵船誕生──政争に巻き込まれた政商/第3章 足尾鉱毒事件の裏側──企業と地域社会/第4章 株主の異議申し立て──物言う株主/第5章 日糖事件──暗躍する「悪徳重役」/第6章 綿業総解合──市場の暴走/第7章 三菱・川崎争議──協調的労資関係の起源/第8章 東京電灯の経営破綻──株式会社亡国論の背景/第9章 経済統制と企業活動──「営利目的」は必要か/第10章 トヨタ争議──日本的経営・協調的労使関係の源流/第11章 三池争議と労働組合──協調的労使関係への最終局面/第12章 住友金属事件──行政指導と企業/第13章 公害と企業の社会的責任──長く放置された被害者/第14章 IBMスパイ事件と東芝事件──対外貿易摩擦と日本企業/第15章 投機的利潤追求と金融システム──住専問題を生んだ狂乱/第16章 山一證券の自主廃業──甘い期待が招いた失敗/あとがき

著者略歴
著・文・その他:武田 晴人

公益財団法人三井文庫文庫長,東京大学名誉教授

内容説明

時代を映す鏡=事件を通して明らかになる企業のすがた。経済社会はどのような企業を生み出し、どのような企業像を求めてきたのか―その選択によって時代は創られ、そして未来は私たちの選択によって創り出されていく。

目次

小野組破綻―曖昧だった営業の自由
日本郵船誕生―政争に巻き込まれた政商
足尾鉱毒事件の裏側―企業と地域社会
株主の異議申し立て―物言う株主
日糖事件―暗躍する「悪徳重役」
綿業総解合―市場の暴走
三菱・川崎争議―協調的労資関係の起源
東京電灯の経営破綻―株式会社亡国論の背景
経済統制と企業活動―「営利目的」は必要か
トヨタ争議―日本的経営・協調的労使関係の源流
三池争議と労働組合―協調的労使関係への最終局面
住友金属事件―行政指導と企業
公害と企業の社会的責任―長く放置された被害者
IBMスパイ事件と東芝事件―対外貿易摩擦と日本企業
投機的利潤追求と金融システム―住専問題を生んだ狂乱
山一證券の自主廃業―甘い期待が招いた失敗

著者等紹介

武田晴人[タケダハルヒト]
公益財団法人三井文庫常務理事・文庫長。東京大学名誉教授、経済学博士(東京大学)。著作に『日本経済の発展と財閥本社』東京大学出版会、2020年(日本学士院賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふら〜

2
タイトルの通りで明治維新以降の日本企業で起こった経営史上重要な事件を取り上げ、企業の本質や役割は何なのかを考えさせる本。公害事件に代表されるような利潤追求一辺倒だと破綻するだろうし、家計や国家といった経済主体との関係も重要なのだろう。諸々興味深い。2023/03/06

禿頭王

1
「企業と政府」「企業と労働者」「企業と株主」の対立が引き起こした事件を扱っています。時代背景や言葉の言い回しは違えども、物言う株主や労使問題、政府・官僚との癒着・対立は、いつの時代もあるのだなと思いました。133ページに引用されていた、賀川豊彦の「工場主が儲けさせて貰って居て威張ることと、組長伍長に愛がないことと、下に立つものがデモクラシイを放逸と解して云ふことを聞かないようなことが、無いように互いに相愛する」という言葉は、現代の企業にも通じる箴言ではないでしょうか。2022/11/14

Kelevra Slevin

1
明治から平成までに起こった16の「事件」を切り口に既存の研究・書籍をベースに著者の解説がなされている。聞いたことのある事件もあるが詳細は知らないことがほとんどだったので歴史の勉強にもなった。雑にまとめると、企業活動では、経営陣・従業員・株主・政府さまざまなステークホルダーがおり、どれも必要な存在だが、いずれかがよこしまな行動をとると会社に大ダメージを負わせることがある。ステークホルダーをいかにバランスよく調和させていくことが大事。2022/08/26

みちしるべ

0
とても面白い本だった。 日本近現代史の政治事情や社会情勢と絡めて、各事件がなぜ発生し、なぜこのような帰結となったのかを語ってくれるので、非常に勉強になった。小田組破綻、日窒・水俣病など特に読み物としてよかった。 人にも薦めたい2024/01/06

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