出版社内容情報
デザイン経営
内容説明
日本企業は社会に「新しい絵」を描けるか。経産省・特許庁「『デザイン経営』宣言」の策定にも携わった第一人者がデザインを再定義することの可能性から説き起こす。巻末付録には、実践を牽引するキーパーソン5人も登場。
目次
第1章 デザインの定義と企業経営
第2章 広義のデザインとユーザー体験
第3章 デザイン思考の必要性
第4章 日本企業のデザイン軽視
第5章 デザインの効果
第6章 デザイン経営とデザイン人材
第7章 デザイン経営は産業構造改革
付録 日本のデザイン経営キーパーソン
著者等紹介
鷲田祐一[ワシダユウイチ]
一橋大学大学院経営管理研究科教授。1968年、福井県生まれ。1991年、一橋大学商学部卒業。同年、(株)博報堂入社、マーケティングプラナーとなる。同社生活総合研究所、研究開発局、イノベーション・ラボにおいて、消費者研究、技術普及研究に従事。2003~2004年、マサチューセッツ工科大学メディア比較学科へ研究留学。2008年、東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程修了、博士(学術)。2011年、一橋大学大学院商学研究科准教授、2015年、同教授。2018年より現職。2020年より一橋大学データ・デザイン研究センター長を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロベリダ
1
日本企業は、会計上デザインを費目で表せない (のれん、広告費などに吸収される?)ため、 色、形などの狭義として捉えられてきた。よって、 デザインより再現性の伴う「エンジニアリング」が 是とされてきた。 一方、「大量生産、消費の時代」を終えた日本ら 広義(ビジネスモデル、ユーザー体験etc)で捉えること。 デザインの力を定量的に測る努力をすることが重要とのこと。 いち個人として持つべき思考としては、過去に要因を探す「分析」ではなく、要素を掛け合わせる「構成」の思考で物事を考えることだそうだ。 2023/05/03