出版社内容情報
国際協力を実現するために,人々のインセンティブと社会の仕組みをどのように考えればよいのか? 利害の対立,紛争,交渉,協力,貧困,援助など,国際社会におけるさまざまな人間・国家の行動と社会現象のメカニズムを,ゲーム理論の視点から解き明かす。
内容説明
対立を乗り越えて協力関係を築くには、人々のインセンティブと社会の仕組みをどのように変えればよいのか?国際協力に関わるさまざまな人間・国家の行動と社会現象のメカニズムを、ゲーム理論で解き明かす。
目次
国際協力の課題と方法論―なぜゲーム理論の視点が有効なのか?
国際協力の難しさ―なぜ協力するのか?
対立と協力が混在する世界―どちらの結果に落ち着くのか?
多人数社会における相互依存関係―なぜ国際協力は難しいのか?
リスクと情報―不確実な状況にどう対応すればよいのか?
紛争と平和―なぜ紛争はなくならないのだろうか?
長期的な相互依存関係―平和が続くための条件とは?
地球環境問題―温暖化対策は何が有効なのか?
集団形成における対立と協力―多国間で協力して問題を解決するためには?
自由貿易交渉―自由化を進めるためには?
国際協力制度の形成―争いをなくすためのルールを作るにいは?
信頼―人間は対立を克服して協力できるのか?
著者等紹介
岡田章[オカダアキラ]
一橋大学名誉教授。1982年、東京工業大学大学院総合理工学研究科システム科学専攻博士課程修了(理学博士)。同大学理学部情報科学科助手、埼玉大学大学院政策科学研究科助教授、京都大学経済研究所助教授、同研究所教授、一橋大学大学院経済学研究科教授、京都大学経済研究所教授等を経て現職。専攻、ゲーム理論、理論経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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